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フードの適切な保存方法

アニホック往診専門動物病院

フードの適切な保存方法

food

私たちがスーパーなどで食材を選ぶ際、 賞味期限を確認して出来るだけ新しいものを選んだり、 見た目的にも新鮮で、状態の良いものを選ぶことがあると思います。

それは、今までの経験から 調理されて時間が経ったものや、収穫されて日が経ったものなどは、 味が落ちていたり、状態によっては体への影響もあると、 理解しているからではないでしょうか。

では、ペットのフードに対してはいかがでしょうか?
購入する時には、 「わが子に最適なもの!」と、頭を悩ませ選んだとしても、 その後の保存の仕方で、状態ががらっと変わってしまい、 台無しになってしまう可能性があるということ、 ご存じでしたでしょうか?

今回は、フードの保存方法に目を向けて、お話を進めていこうと思います。

1、最大の敵は、酸化と湿気

1.酸化

ペットフードには、必ず脂肪や油脂が含まれています。 これらは空気に触れると酸化(サビのような状態)されてしまうのですが、 人でも抗酸化物質が注目されているように、 これらは細胞を老化させたり、病気を誘発しやすいので、 出来るだけ摂取するべきではありません。
そのため、ペットフードに対しても、 「いかに空気に触れさせず、酸化を防ぐか」ということが重要になります。
また、日が当たるとさらに酸化が進むので、日が当たらない場所を選びこともポイントです。

2.湿気

湿気はカビを発生させるため、非常に天敵です。
湿気は温度差のある場所に発生しやすので、 出来るだけ温度差の少ない常温保存(温度や湿度が低い場所)を心がけましょう。 なお、冷蔵庫を活用される方もいらっしゃると思いますが、出し入れすることで温度差が生じて湿気を伴いやすいので、ドライフードの保存にはあまりおすすめしません。

2、具体的な保存方法は?

(1)ドライフード

ドライフードは乾燥させられているので、ウエットフードに比べると保存力は高まりますが、 それでも空気に触れる回数が増えるほど、酸化は進行しやすくなります。
そのため、出来るだけその回数を減らせるような保存方法を選びましょう。

例)①あらかじめ小分けして袋(ジッパーやチャック付のもの)に入れ、密閉させておく

手間はかかりますが、可能なら、1食分や1日分といった感じであらかじめ分けておきましょう。
小分けされた量なら、使い切るまでの時間も短縮されますし、 大元の袋を開ける回数も減ります。
その際、真空のものを利用したり、乾燥剤を一緒に入れるのも効果的です。
小分けしたものは常温で、出来るだけ日の当たらない場所に置きましょう。

②密閉容器に、袋ごと入れる

小分けは出来なくても、 コンテナやストッカーなど、出来るだけ密閉できるものに、 袋ごと(その際も、空気を抜いてしっかり閉じておきます)入れておきましょう。
この場合も、乾燥剤を一緒に入れると効果的です。
なお、注意したいのは、適した保存方法であっても、 やはり、長期の保存は避けるということです。
一度開封したものは、1か月以内には食べ切るのが理想です。 そのため、購入する時は、動物の食べる量に見合った商品(サイズ)を選んであげましょう。

(2)半生タイプのフード

半生タイプのドッグフードは、水分を3割ほど含んでいるので、 ドライフードよりもカビが生えやすく、腐敗もしやすくなっています。
そのため、最初から小分けパックになっていたり、乾燥剤が入っているものが多くなっていますが、 一度開封したものの保存には注意が必要です。 密閉できるもの(タッパーやジッパー袋など)に入れて冷蔵庫に保管し、 なるべく早めに使い切るようにしましょう。
なお、未開封のものは、ドライフードと同様、常温で日の当たらない場所に保存しておきましょう。

(3)ウエットフード

缶やレトルトのものは、未開封の場合、長期保存が可能で大変便利ですが、 一度開封した場合は、水分が多く含まれているため(8~9割)、 その分酸化や劣化が早く、 早めに使い切ることが大切です。
密閉できるものに入れて、冷蔵庫に保存し、 2日以内には使いきりましょう。
缶に入れたまま保存する方もいますが、 金属にふれた状態になるので、他の容器に移した方がなお安心だと思います。
また、どうしても、使い切ることが難しい場合は ラップなどで小分けして冷凍保存も可能です。
しかし、日が経つにつれて風味や栄養が落ちていくので、 その場合でもなるべく早めに(1~2か月以内)使いましょう。
なお、解凍する際ですが、 常温で解凍すると水分が出やすく、フードが痛みやすいので、 冷蔵庫でゆっくり解凍するのがおすすめです。

3、最後に

良質なドックフードほど、合成保存料などが含まれていないものが多いため、 その分、保存方法に気を配る必要があります。
せっかく大切なわが子のために選んだフードの質を 誤った知識で落としてしまわないよう、 基本的なことを理解し、ご家庭でやりやすい方法で実践してくださいね。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演

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