昨日の夜中に猫が運動会始めちゃって、寝不足だよ~!
マンションズ住まいの猫好きさんが、眠そうにボヤイていました。
なんでも夜中に飼い猫数匹が部屋中を駆け回り、寝室に入るなや、布団の胸元へ棚の上からド~ンと飛び降りてきたそうです。
たまりませんなあ…。
猫にとって布団の中に入って眠っている飼い主さんの胸元は、割と好きな場所の一つ。
飼い主の寝顔をじっと見つめながらよく丸くなってうずくまっていることも多いです。
明け方息苦しくて目が覚めたら、猫が胸元で丸くなってじいっと見つめていたという人もいました。
小腹が空いていたのかも知れませんね。
猫の運動会が始まった家では、多忙のあまりつい夕飯のエサをやり忘れてしまっていたそうです。
かまってもらえないストレスと空腹で、人を巻き込みながら猫の運動会が始まったようでした。
猫の運動会の様子は他人事であれば可愛い物ですが、心底疲れた夜中での開催は何としてでも止めさせたいものです。
しかし部屋飼いの猫には運動会が多いようで、不思議と屋外に出している猫には見られない行動です。
そこで3つのしつけポイントのご提案です。
目次
猫のストレス発散には遊びが効果的です。
元々夜行性で狩猟本能の強い猫には、狩猟本能をかきたてて満たすような遊び方でストレスが軽減します。
猫じゃらしのような物ではなく、釣り竿の先に獲物を取り付けたおもちゃで、飛びついたり噛みついたり転げまわったりと、狩りをしている気分になるものがお勧めです。しかし、これに付き合う人間の労力も大変なもので、15、6分とはいえ毎日となると人間の方がストレス溜まってしまいます。
そこで、かつてある人が考案したやり方とは、天井に紐をかける(通す)金具を取り付け、その紐の片側に猫のおもちゃ、もう片側は輪にして足にひっかけるようにし、足の屈伸でおもちゃが自動的に動くという仕掛けです。
これなら、人の方はTVを見ながらでも足を適当に動かしていれば良いわけで楽なのだそうです。
猫もハアハア息を切らすまで遊び疲れ、夜はグッスリ寝てくれます。
猫は、自分の匂いが付いた布製の物やお気に入りのおもちゃ、爪とぎなどの場所を縄張りと思って安心します。
インテリアを重視するあまりきれいに整えた部屋で猫を不安にさせてしまうと、問題行動をとり始めてしまうのです。
また猫の習性は、部屋の広い面積よりも、上下の空間を重要視します。
既製品の高価で見た目の良い、猫が遊べる猫タワーを置けばまず問題ありませんが、ロフトベッドのように、猫がよじ登って上から見下ろしたりする縄張りスペースでも十分です。
カラーボックスや棚などで、高低の上下運動ができるような配置をつくるのも効果的です。
数年前に新潟県の伝統民芸品、わらで編んだ「猫つぐら」というキャットハウスが話題となり現在も人気ですが、猫が喜んで入ってしまうという落ち着く縄張りスペースの典型です。
通販で購入が可能ですが、昨年の時点で数年待ちのお店もあることから、作り方の本まで出版されています。
お部屋で飼う猫を散歩させるには、犬と同様、ハーネスや首輪にリードをつけて外出するしかありません。
子猫の頃から慣れさせれば犬の散歩のような感じとなります。
一度外の世界が楽しいと思った猫は、毎日いつも出かけたがるようになり、行けない日の理由を理解できないためそれはそれで大変です。
実は、実際に猫をまるで犬のように自然に散歩させている人を見たことは、一度しかありません。
リードなしの状態では、飼い主のテニスが終わるのを周囲の草むらや道端での人と遊びながら待っているような賢いロシアンブルーでしたので、こうしたしつけができる猫は頭もかなり良く限られているような気がします。
アメリカでは飼い猫の屋外出しを禁じている地域があるくらいです。
屋外での病気やケガ、脱走、感染などのリスクはそれくらい高いと考えているようです。
ご参考までに…