もしも猫に「おいで」と言って猫が自分のもとに来てくれたらなんて猫を飼っている飼い主さんなら一度は誰しもが夢に思う事ですよね。
でも実際は猫に芸を教えるのと同じ事になるので無理か…なんて思ってます?
これがしつけ次第では猫は呼んだらちゃんと来てくれるんですよ。来てくれた時のかわいらしい事と言ったらもうたまりません!
猫って部屋の中でどこへ行ったかうまく隠れてしまってなかなか姿を現さなくって困ってしまう事や外へ脱走してしまった時なども名前を呼んで来てくれるのであれば心配しながら大捜索しなくて済むので大助かりですよね。
では「おいで」で来てくれる猫に育て上げるしつけのコツ3つと注意点なども合わせて紹介します。
目次
猫に「おいで」と呼んで来るようにしつけるベストなタイミングは生後2週から7週で、この時期は色々な事を学習する時期で社会化期と言います。
この社会化期に「おいで」と呼んで来る猫に育てておけば、その後猫が成長しても「おいで」の一言でよろこんで来る猫に育つので、猫を子猫のうちから飼い始める方はこの社会化期にしつける事をおすすめします。
とは言えある程度成長した猫でも「おいで」の一言で来て欲しいというのが飼い主の願望ですよね…これが大丈夫なんですよ。
実はうまく誘導して猫をしつける事でおいでの一言で喜んでくる猫にする事は可能です。
ただし成長した猫の場合は社会化期の猫よりも辛抱強く教えていく必要があるので、是非頑張ってくださいね。
まずはおもちゃで誘うか、食べ物で誘うかを決める必要があるので、猫が遊び優先派か食欲優先派かを見極めて決めてください。
ただし、肥満気味の猫の場合は病気が心配なので出来ればおもちゃで誘う事をおすすめします。
まずは「おいで」という言葉だけで猫が来るかどうか試してみてください。
もしも猫が来たら沢山遊んであげてくださいね。
もしも来なかったら猫から少し離れた場所で好きなおもちゃを振りながら「おいで」と猫を呼びます。
この時、猫がおもちゃに興味を持ってきたら十分遊んであげてください。
興味を持たなかったらしつこくしないで諦めます。
これを何回も何日も繰り返すと猫は飼い主がおもちゃを振ると自分と遊んでくれるんだと学んでいきます。
おもちゃを持っておいでと呼んでおもちゃを振るという行動を見て毎回飼い主の方へ寄ってくるようになったら猫との距離を徐々に離して行ってください。
距離を離していく途中で猫が来なくなったら少し猫寄りに距離を戻して様子を見ながら距離を伸ばしていきます。
何度も何度も同じことを繰り返していくうちに猫は飼い主がおいでと呼ぶと楽しい事があると学習して最終的には飼い主が猫からは見えない所から呼んだとしても猫は来るようになるので、ここまで来たらおもちゃがなくてもおいでと呼べば来てくれる猫のしつけは完了です。存分に可愛がってあげてください。
たとえ一度でも猫が来たのを良い事に猫が嫌がる事をすると、何度おいでと呼んだとしても猫は嫌な事を学習して来てくれなくなります。
十分注意してくださいね。あくまでもおいでと呼ばれると良い事があるんだと猫に思わせる事が大切です。
まずは「おいで」という呼びかけで来るかどうかを試してください。
もしも来たら少しだけ好きな食べ物をあげます。
猫の好きな食べ物で誘う場合は、まず猫の好きな食べ物が入っている袋や缶を振ったり触ったりする音を聞かせて「おいで」と呼んで誘うようにしますが、この時の猫との距離は最初は少し離れたところから徐々に距離をのばしていくようにしてください。
「おいで」という呼びかけをして、美味しいものがもらえるという事を猫が認識してちゃんと来た時はご褒美で好きな食べ物を少しあげてください。
最終的には見えない位置で「おいで」と呼んで猫が来るようになればしつけは終了です。
食べ物で誘う場合は少しずつ食べ物の量を減してその分、撫でたりして可愛がってあげると最終的には食べ物をもらえなくてもちゃんと来るようになります。
もしも途中で猫が来なくなったりした場合はしつこくしない事が大切です。
次からは猫寄りに少し近くによってからまた「おいで」という呼びかけから始めてください。
おもちゃの時同様で、猫が来たからと言って猫が嫌がる事をするとすべてが台無しになってしまうので猫が嫌がる行為は絶対にしないでください。
但し、食べ物で猫を誘う場合は食べさせすぎて肥満猫にならないように食べさせすぎには十分注意するようにしてくださいね。