止めさせたい!猫がキッチンに上がるのをしつけるために必要な事

刃物や火元などの危険物も多くあるキッチン出来れば飼い主的にも近寄らせたくないのは当然です。しかも衛生的面からみても、いくら綺麗好きな猫でも毛は落ちるしトイレに行った手足で乗られたら問題がありますよね。

確かに猫の性格によって違って来ますが、食いしん坊の猫や飼い主さんが大好きすぎて飼い主さんの行動を気にするあまりキッチンに上がってしまう猫も多くいます。

どうしてもキッチンに上がりたい猫とキッチンに上げないようにしたい飼い主さんとの攻防戦が繰り広げられる日々…もう飼い主さんとしてはうんざりですね。

でもちょっとした工夫で簡単にキッチンに上がらない猫へと変貌させる事が可能なのでこれからはもう大丈夫です。

うちの猫はキッチンに上がるなんてことしないから~なんて実は知らないだけなのかもしれませんよ。

コツの要らない天罰方式

やっぱり猫のしつけには天罰方式がいちばんで、コツの要らない○○〇〇ではないですが、出来ればコツも不必要で猫が学習してくれたら飼い主さんは大助かりですね。

コツがいらないとはいえ猫がキッチンに上がらなくなるまで飼い主さんも多少の手間はかかるのでそこは頑張ってくださいね。

ではコツの要らない天罰方式で猫をしつける方法です。

キッチンの入口のサイズとシンク周りの床のサイズに合うダンボールと両面テープを用意して、ダンボールに太め幅の両面テープをボーダー状に貼ります。

ダンボールの奥行は猫がジャンプしたとしても着地点にダンボールがある位の奥行にしてください。この時使う両面テープは強力じゃない物を使ってくださいね。

飼い主さんがキッチンを使わない時間はシンク周りサイズにした両面テープ付きダンボールを置いておくだけです。次に飼い主さんがキッチンで調理中は両面テープ付きダンボールをキッチンの入口に敷いておきます。

たったそれだけで猫がいつものようにキッチンにいる飼い主に向かってツタツタ歩いて来ると自動的に両面テープがペタッっと猫の手足につきます。

猫の肉球はとっても敏感なので両面テープが付くなんて嫌で仕方がありません。キッチンに近づくと嫌なことが起こるという天罰方式の出来上がりです。

コツが必要な天罰方式

この天罰方式は調理中には不向きですがコツさえつかめばダンボールのように準備や手間は掛かりません。

下敷きを何枚か用意して両面テープを真ん中より少し端寄りに貼ります。

猫が飛び乗る場所に下敷きを両面テープで止めて乗せておくだけです。

両面テープは猫が乗る前に滑り落ちないようにするだけなので必要ないと判断した場合は貼らなくても大丈夫です。

用意する物も仕掛けも簡単そうですが、この方法にはコツが必要で猫が乗った時に下敷きと一緒に下に落ちるようにしておくことが重要なので跳び乗る場所よりも手前にはみ出るように置く必要があります。

猫はいつものように跳び乗ると下に落ちてしまうので嫌な気分になりますが、落ちたらまた下敷きを戻す必要があるので少しの手間も必要になりますが、天罰方式なので猫と飼い主さんの関係が悪化する心配はないという点ではキッチンに上がらせないようにする有効な方法です。

段ボール方式に慣れてしまった猫にはダンボールと下敷きの両方の方法を併用するという手もあります。どちらの方法にしても1度ではなく何日も続けることが大切なので辛抱強く続けてくださいね。

市販の商品を活用する

猫がキッチンに上がるのが嫌になるようなスプレーなどが市販品で出ているので使うという事も有効ですが、キッチンで使うにはちょっと抵抗が…という飼い主さんも多いのではないでしょうか。そのような場合はキッチンの入口周辺に使うなどの工夫をする事で気にならずに使うことが出来ます。

他にもペット用フェンスで物理的に猫がキッチンに入らないようにするという事も出来ますが、犬と違い猫はジャンプも得意なのでフェンスの場合跳び超えてしまえば無意味ですがあまりジャンプが得意ではない猫には有効です。

調理中だけケージを使うという手もありますが調理中以外が問題になってくるので他の方法を併用することをおすすめします。

猫には食べてしまっては毒になる物も多くあるので、猫の健康面や安全面を考えた上でも飼い主さんがいない間に猫がキッチンに上がっていないかチェックする事をおすすめします。その猫によって性格も飼い主さんの性格もそれぞれで個々にあった方法を探すためにもいろいろ試して猫にとっても飼い主さんにとってもストレスのない毎日が訪れるようにしましょう。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演