猫は最後5週齢頃から爪とぎという行動をします。
これは本能的なものですので、やめさせることは難しいです。ですが放っておくと家の中がボロボロになってしまいます。
飼い主が猫の心理を知らないとしつけは難しいのでまずは爪とぎをするのは何の為か知っておきましょう。
・自分のフェロモンを出し縄張り確保のため
・古い外層を取り除くため
・マーキングのため
・武器の整備のため
・木に登りやすくするため
・ストレッチのなめ
・飼い主の気をひくため
などと様々な理由があります。
では、どうやってしつけるといいのか紹介したいと思います。
目次
猫が家具で爪とぎをしようとしたら、すぐに爪とぎ器を当ててあげてください。この時に猫に家具よりもこっちの方がいいな。と思ってもらえたら成功です。家具の方がいいなと家具でとぎだしたら、その爪とぎ器は猫に気にいる物ではないとのことなので、種類を変えて再チャレンジしてみましょう。
爪とぎ器には様々な種類があります。
キャットタワータイプ、吊り下げ型や斜め置き型や水平置き型などの形のタイプが違うものと、ロープやカーペット、段ボールや本物の木など素材での違いもあります。
ちなみに、ロープ素材のものを好む猫の割合が多いみたいです。
キャットタワーなどは価格はしますので、安いものから猫の様子を見ながら試してみるといいですね。
犬の場合はしつけに成功した時にご褒美をあげたり、べた褒めしたりしますが、猫にとって爪をとぐという行為自体がご褒美のようなものですので、ご褒美をあげたり褒めたりする必要はありません。
ただ、失敗したからといって絶対に怒ったり鼻ピンしたりしないようにしましょう。
猫の意思で爪とぎ器を使ってくれるまで様々な爪とぎ器で試してみることです。
気にいる爪とぎ器を見つけることが出来ましたら、爪とぎの場所を決めましょう。色んな場所にたくさん置くと猫は混乱してしまいます。場所を決めるのも1つのポイントです。
この時に、場所としては家の中でもみんなの視線に入るところがいいと思います。例えばテレビの横とかだと家族の視線に入りますよね。猫は爪とぎをしてる様子を見てもらいたいという願望があります。ですので部屋の隅っこなどの視線に入りにくい所に置いていると、視線に入る椅子などで爪とぎをしてしまいます。ですので必ずみんなの視線が入る家の中心的なところに設置するようにしましょう。
猫の爪とぎは本能的ですので、爪とぎをしたい!と思ったらすぐにしてしまうこともあります。爪とぎによりストレス解消やストレッチすることも含めていますので、爪がとぎたい気分になった時にその部屋に爪とぎ器がありませんでしたら、その場にあるものでしてしまいますので、1部屋に1つは置くようにしましょう。リビングが広い場合は2つは設置して置くといいと思います。
その中でも場所が気に入らなく、柱や家具で爪とぎをするようでしたら、その柱自体に爪とぎ器を立てかけておくとそこでするようになります。爪とぎ器はマット状のものも市販で売られていますので、ソファーや椅子などでする場合はマット状のものをかけてカバーするのも1つの手ですね。
猫は興奮すると爪をガリガリ研ぐという習性があります。この習性を利用し、爪とぎ器のところで猫じゃらしやネズミのおもちゃなど、飼っている猫が好きな遊びをしてあげましょう。すると興奮し、その場で爪をガリガリしますので、爪とぎのしつけに効果的です。
また毎日のように遊ぶたびに爪とぎをしますと、爪とぎ器ももちろんボロボロになってしまいます。
ボロボロになったままの爪とぎ器を放置していますと、より良い爪とぎ器を求めて結果的に家具や柱などにいきつく場合もあります。猫をそういう気持ちにさせないよう、常にキレイな猫にとって満足のいく爪とぎ器の状態でキープ出来る様にしましょう。
猫は3歳児の知能はあるとされていますので、知能的には教えることは可能だと言えます。
猫はプライドが高く、自分の好きなように生活する動物ですので、猫のプライドを守りながらも猫が仕方ないからここで爪とぎするか。と妥協してくれるよう何度も何度も繰り返し教えることが大事です。