目次
家族の大切な一員である猫ちゃんときたら、何をやってもかわいくてかわいくて、多少の失敗やいたずらはついつい許してしまいたくなるものですよね。
筆者もたいていのことは笑って許してしまうのですが、それでも唯一許すわけにはいかないのが、わたしたち人間が寝るお布団にいわゆる粗相、おしっこをしてしまうことです。猫は狩りをするときなどに自分のにおいに気づいて獲物が逃げてしまわないよう、体臭を消しています。その分、排泄物はとーってもにおうんですよね・・・。そこで、わたしたちの寝場所をトイレにされてしまわないよう、注意すべき3つのポイントをまとめました。猫ちゃんのおしっこに悩んでいる方はぜひ参考にしてください!
猫を飼っている人であれば、誰しも猫ちゃんといっしょに寝たいもの。ですが、布団におしっこをしてしまうタイプの猫ちゃんが家族にいて困ってしまっている場合は、まず最初にお手持ちの布団をチェックしてみてください。使っているのが羽毛布団の場合は要注意です。猫はにおいで獲物を判別しますが、お布団に鳥の羽根が使われていると、動物のにおいがするため、マーキングの意味を込めてお布団におしっこをしてしまうことがあるのです。最近では、羽毛をつかっていないお布団も家具屋さんにたくさんの種類がありますので、猫ちゃんの粗相に困っている場合は、ぜひ思い切ってお布団を羽毛不使用のものに買い換えてみてください。お布団の種類を変えただけで、毎日のように粗相をしてしまっていた猫ちゃんのトイレ事情が、劇的に改善することもあるようです。またお布団を変える際には、万が一に備えて、家の洗濯機で洗えるものを選んでおくのがおすすめです。
猫はとても鼻がよく、そしておバカなようでとっても賢い生き物です。一度おしっこをしてしまったところににおいが残っていると、そこを新しいトイレだとにおいで判断して覚えてしまうので、少しでもおしっこがついてしまったお布団は、冬用の洗いにくい布団であっても、すぐにしっかりと洗いましょう。またその際、一度洗っただけで安心せず、洗ってすぐのタイミングと、乾かしたあとの2回、必ずにおいを嗅いでチェックしてみてください。少しでも不穏なにおいを感じたら、猫ちゃんからしてみればにおいがまったく無くなっていないのとほぼ同じことです。乾かしたあとににおい戻りすることもありますので、とにかくしっかり洗うことが大切です。においが落ちない場合はクリーニング屋さんで使われている、微生物の力を応用した脱臭効果の高い洗剤を使ってみたり、布団ごとクリーニングに出したりすることも有効です。においが残っていると、ふたたびお布団が被害にあってしまうので気を付けましょう。
今までお布団におしっこをしたことがなかった猫ちゃんが、ある日突然粗相をするようになった場合は、ふだん使っている猫用のトイレに何か気に入らないことがあるのかもしれません。猫はとってもきれい好きなので、トイレがしっかり掃除されていなかったり、においがこもっていたりすると、それだけでそのトイレを使わなくなってしまうことがあるのです。我が家の猫も、一時期ひんぱんにトイレを失敗していたのですが、その時は屋根付きトイレの屋根をある日いきなり嫌いになってしまっていたのが粗相の原因だったようでした。トイレが狭い、もしくは臭いと感じているのかもしれないと思い、試しに屋根を外してみたところ、あっさりと元通りになり、きちんとおしっこをできるようになりました。今まで何事もなく使っていたトイレでも、ちょっとしたきっかけで嫌いになってしまうこともあるようなので、猫砂の粒の大きさなども含め、トイレ事情をチェックしてみるといいですよ。