目次
何事にも好奇心旺盛で、自由が大好きな猫達。そんな猫達を見ているのはとても楽しい癒しの時間でもありますね。しかしながら、自由すぎる猫は時にいたずらをしたり、人間のしてほしくない事をしてしまうもの。そんな時、猫をどうやってしつけたらいいのでしょうか?猫はわんちゃんのように飼い主に従順ではないため、単独行動をしがちです。また、しつけに関しては猫は反応も薄く、わんちゃんのように、お手やお座りをさせることもないため、本当にしつけができているのか不安になる飼い主さんもいらっしゃるかと思います。だからといって、やたらに怒鳴りつけたり、叩いたりするのはご法度です。猫の飼い主さんは、ある程度は猫の自由奔放な性格を受け入れて生活していかなくてはなりません。その中で絶対にこれはだめだ、というものにだけルールをを覚えさせる程度でいいのです。猫と飼い主さんが楽しく共同生活を送る為に、今日から簡単にできる3つのしつけをまずは実践してみて下さい。
猫はわんちゃんとは違い、飼い主さんからの命令に従うことに喜びを感じない動物です。つねに単独行動を好み、人間に服従することをしない動物だからです。ですので、しつけにも根気が必要になります。猫は本能で動く動物なので、なかなか思い通りにならないこともあるかもしれませんが、できるだけ飼い主さんが一貫した叱り方をしなくてはなりません。一番気を付けなければいけないのが、叱るタイミングです。必ず、猫が悪いことをしたときにを叱るようにしましょう。時間が経ってから叱っても猫は理解してくれませんし、しつけの効果がありません。叱る時には強い声で一言ちゃんと叱ります。また、叱る時は真剣な顔で目を見て、ダメと言いましょう。猫を叩いたり脅したりするのは逆効果です。あくまでも冷静に、その場でしっかりと叱ることが大切です。また、いい事とダメな事が度々ぶれてしまうのもいけません。例えば、家族の一人は人間の食べ物を与えているのに、別の人はダメというなど、バラバラでは猫は混乱してしまうでしょう。ダメなものはダメと、終始一貫したしつけが大切です。
とっても好奇心旺盛な猫は、時に飼い主さんが好まないいたずらをしてしまうことがあります。例えば、食べ物の盗み食いやカーテン登りなどなど。しかしながら、これらの行為は時に猫の健康に被害を及ぼす場合もあるので要注意です。人間の食べ物は、塩分が濃かったりして猫の内臓に負担をかけてしまう場合もありますし、高い所や危ない所に平気で登って落ちてしまえば、骨折などの原因にもなってしまいます。しかしながら行動が素早い猫には、なかなか何も対処できないまま、ダメよ~の声だけが響いて終わってしまうことも多いのではないでしょうか。そんな時、効果があるのは水と音です。例えば、空のスプレーボトルの中に水道水を入れておいて、食べ物を取ろうとしたら瞬間的に水をふきかける。入ってはいけない所に入ろうとしたら、大きな音を立てて驚かせる。このような方法は、瞬間的に対応できるしつけの方法として効果があります。飼い主さんも普段からできるだけ、いたずらしてほしくないものは猫の見えないところにしまっておくよう心がけましょう。
猫との共同生活で一番困ることが、室内の壁や家具への爪とぎによる損傷・破壊行為です。しかしながら、猫が爪をとぐのは狩りのために爪を整えるのと、マーキングの習性があるため、完全に止めさせることはできません。ところ構わず爪を研ぐのを辞めさせたい場合は、爪とぎ場所を用意し、特定の場所でのみ爪をとぐようにしつけましょう。種類は段ボールやロープなど色々なものがありますが、猫によって好む材質が異なりますのでよく考えて好みのものを選びましょう。