猫のしつけ方!トイレ、爪とぎ、噛み癖、留守番、盗み食いを正しく叱って覚えさせよう!

愛猫をしつける前に!猫の特性をちゃんと知ろう!

猫はとても自由な生き物です。

基本的に単独行動なので、犬のように飼い主様に服従したり、他の猫に対して強さをアピールするようなことはありません。

また飼い主様には甘えますが、他の人には警戒心を見せたりします。

猫のトイレのしつけ方は?子猫のうちにトイレトレーニングをしよう!

子猫はほんの少しの工夫でトイレをすぐに覚えます。

ここではトイレトレーニングの手順について説明したいと思います。

トイレトレーニングの手順1

生後3~4週間頃になり、自分で排泄行為ができるようになったら、子猫のトイレを人目につかない静かな場所に設置します。

トイレトレーニングの手順2

子猫が床の匂いを嗅いだり、ぐるぐると落ち着きなく動いたり、また床を掘るような仕草を見せたら、優しく抱っこして速やかにトイレに連れていきます。

トイレトレーニングの手順3

猫には毎回同じ場所でトイレを済ませる習慣があります。

これを何度か繰り返すことで、自然とトイレの場所を覚えます。

猫の爪とぎのしつけ方は?大切な住居を守るために

もし猫に好きなように爪とぎさせていたら、部屋の中はボロボロになってしまいます。

猫が自由に爪をといでもよい場所を作ってあげることが大切です。

猫が好む爪とぎの素材について

猫の爪とぎは、ペットショップやホームセンター、ドラッグストアなどで販売されています。

猫が好む爪とぎの素材にはロープ、カーペット、段ボールなどがあります。

猫が好む爪とぎの形について

爪とぎは素材だけでなく形もさまざまな種類があります。

水平置き型や斜め置き型、キャットタワータイプのものもあります。

飼い主様はペットショップなどで愛猫の好みに合いそうな爪とぎを探してみてはいかがでしょうか。

「痛い!」猫の噛み癖を直すしつけ方は?

猫の噛み癖を直す方法としては、怒る時にはきちんと怒ったり、大袈裟に痛がるような過剰な反応を見せ、それを何度も繰り返すことでやってはいけないことだと覚えてもらうことが大切です。

もちろん絶対に叩いたりしてはいけません。

噛み癖を直すのは子猫のうちにしましょう

猫も成長して大人になってしまうと、一度ついてしまった噛み癖はなかなか直りづらいものです。

ですので子猫のうちに繰り返し覚えさせていきましょう。

外出先で不安にならないために!猫に留守番を覚えさせるには?

猫は孤独に強い動物なので、トイレや食事、水の問題がクリアできれば2,3日程度であれば問題なく留守番させることも可能です。

猫に留守番を覚えさせるためには、事前の準備がとても大切です。

食事や水、トイレの準備について

給餌器や給水器を準備しましょう。

給水器については、ペットボトルを利用した簡易型のものもあるので、そちらを使っても良いでしょう。

トイレについてはひとつだけではなく、予備のトイレを用意しておきましょう。

留守中の安全面について

猫が勝手に外に出ていかないよう、ベランダや窓はしっかり施錠しましょう。

また感電や火災などを防ぐため、テレビなどのコンセントは抜いておきましょう。

誤飲事故を防ぐために、アクセサリーやボタンなど飲み込みやすいものはしまっておきましょう。

留守にする前に声をかける

猫に人間の言葉はわかりませんが、でかける前に猫に毎回同じように声をかけると、猫も声をかけられたら出掛けていくんだな、ということをだんだん学習していきます。

根気のいる作業ですが、信頼関係を築くためにも続けてみましょう。

テーブル上の食べ物をつまみ食い…。猫に盗み食いをやめさせるには?

猫にとって人間の食べ物は基本的にあまり体に良くありません。

ここでは猫のつまみ食いをやめさせる方法を述べていきたいと思います。

人間と愛猫の食事の時間を合わせる

猫の食事のタイミングに合わせて、人間の食事も済ませてしまいましょう。

食事が済んだら食材は戸棚や冷蔵庫など猫の手の届かない所にしまってしまいましょう。

ねだられても絶対にあげない

たとえ愛猫にねだられたとしても、絶対に人間の食事を与えないようにしましょう。

一度でも与えてしまえば、猫はまたもらえると学習してしまいます。

知り合いに「シャー!」と威嚇してしまう…。猫に威嚇をやめさせるには?

猫が「シャー!」と威嚇する時は猫はかなりの興奮状態にあります。

猫を落ち着かせるためにも以下の方法を試してみてください。

目を合わせずに無視をする

威嚇する猫と目をを合わせることは、猫の世界ではケンカの合図であると捉えられてしまいます。

猫が落ち着くまで目を合わせずに無視するようにしましょう。

音で驚かせる

両手を強くパンと打ち合わせてみたり、何か大きな音を出して猫を音で驚かせることで、威嚇する声を出しても無駄だと学習させましょう。

あの部屋には入ってほしくない!猫の行動範囲を制限するには?

特に室内飼いしている猫の場合、猫に入ってほしくない部屋がどこの家でもあります。

行動範囲の制限のしつけ方には二つのポイントがあります。

以下ではそのポイントを述べていきます。

絶対に入れないと認識させる

絶対に入れないよう、部屋の戸締まりを徹底しましょう。もちろん猫を抱いたままその部屋に入るのもNGです。

近づくと危険だと感じさせる

猫は大きな音が苦手ですので、近づくと大きな音が鳴るもの、また近づくと猫が不快に感じるものを置いておくと効果的です。

ゴキブリ捕り用の粘着材などを部屋の入口付近に置くのも良いかもしれません。

叱り方には気をつけよう。粘り強くしつけるには

猫のしつけは一日や二日では成り立ちません。とにかく根気強く何度も繰り返してしつけをしていくことが大切です。

もちろん叩いたりしては絶対にいけません。猫と毎日過ごす中で、焦らずに少しづつ進めていきましょう。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演