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犬は、群れを作りリーダーの指示に従って生活をする生き物ですが、猫は、群れは作らず単独行動を好んで生活をする生き物です。そのため、飼い主の指示にはなかなか従わないことが多いのではないでしょうか。
そもそも猫は、犬と違いしつけがいらない動物と言われていますが、私たち人間社会で生活をしていく上で、猫であっても【しつけ】は必要です。例えば、爪とぎが良い例です。猫は、爪をとぐ習性があるため、爪とぎを用意していても、壁や柱で爪をといでしまいます。それでは、どのようにしつけを行えば良いのでしょうか。
実は、猫は神経質な生き物のため【大きな音】が苦手です。そのため、猫が嫌がる大きな音を聞かせることで、しつけをすることができるのです。
それでは、猫はどのような音が嫌いなのでしょうか。実は、身近にある家電も、しつけに役立つアイテムになります。
猫が嫌いな音の代表的な例が、掃除機です。猫は、掃除機の大きな音が大嫌いです。そのため、爪とぎをしてはいけないところで爪とぎをしてしまった時に、掃除機の音を聞かせることで、「ここで爪をとぐと大嫌いな音がする」と学習をし、爪とぎをしなくなります。
くしを指ではじくと、「キーン」といった独特の高い音がします。猫は、私たち人間よりも聴力が優れていることから、このような音は苦手です。そのため、爪とぎはもちろん、イタズラされては困ることをしそうになった時に、この音を聞かせることにより未然に防ぐことができます。
猫は、「パンッ!」と手を叩く音が苦手です。そのため、何かイタズラをしてしまった時や猫同士がケンカをした時に、手を叩くことにより、気持ちを落ち着かせてくれます。
猫がイタズラをしてしまった時や、イタズラをしそうな時に、猫が嫌がる音を聞かせることで、しつけをすることが出来ます。しかし、ここで忘れてはいけないのが、猫は神経質な生き物ということです。そのため、猫が嫌いな大きな音=ストレスになるため、しつけを理由に何度も大きな音を出すことはやめましょう。
また、特に高齢猫の場合、金属音を聞くと痙攣や発作を起こしやすいとも言われています。そのため、しつけにこれらの音を使用するのは危険です。
このように、猫が嫌いな大きな音は、しつけをする上で役立つ方法ではありますが、できるだけ猫にストレスがかからないように行うことが大切です。