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猫を飼うと決めると心配事は尽きないですよね。上手く家に馴染んでくれるかな?飼い主を含めてここでの生活を気に入ってくれるかな?
そして気になるのが、「うちの子はちゃんとトイレを覚えてくれるかなぁ…?」ですよね?特に初めて飼う方はどうすればいいのか心配なもの。
そこでここでは、トイレのしつけ方のステップとポイントをまとめてみました。あたふたする前にこれを読んで、しっかり備えましょう!
まずはトイレの準備。猫はトイレに対して神経質なので、可能なら1匹につき一つ用意してあげましょう。また余裕があれば、いくつか用意してあげると猫も行きたいときにすぐ行けて安心です。大きさは一匹の体がすっぽり収まればОK。子猫なら最初は大きいくらいに感じますが、すぐに成長するので大丈夫です。
そして場所の選定。大切なのは餌場から離れていること。静かであること。落ち着いて用が足せるような、片付いている場所であること。特に位置については、一度決められた場所から頻繁に移動されるとストレスに感じてしまいます。なのでしばらく動かさなくて済むよう、慎重に決めましょう。万が一移動しなければならない場合は、1日に少しずつ移動させるようにしましょう。
ちなみに、人間としては猫のトイレなど見たいものではありませんが、あまりにも人目につかない場所にするのは避けましょう。トイレは猫の健康をチェック、維持するのに大切な場所です。少なくとも、いざという時はすぐのぞき込める場所に作ってあげましょう。
準備できてる?しつけの前に用意すべき猫のトイレグッズ3選さて、無事トイレを用意出来たら猫の出番です。まずは水を飲んだりご飯を食べたあと、あるいは家に来てしばらく経ったあと。排泄をしたがっていないかチェックしましょう。目安になる行動は、落ち着きがなくなってウロウロする。砂をかくように床をひっかく等。これらの兆候が見られたら、トイレに連れて行ってあげましょう。その際は猫をびっくりさせないよう、そっと抱き上げて。その後トイレで無事してくれれば、まずは一安心。猫は自発的に同じところで排泄をしたがる生き物なので、これが出来れば大体大丈夫です。
また覚えるのが子猫である場合は、トイレを手伝うついでにしつけてしまいましょう。トイレに行きそうだなと思ったら、ぬるま湯で濡らしたティッシュなどで股間をぽんぽんと撫でてあげると、おしっこをしてくれる場合があります。一度で出来なくても、トイレに行きそうな度に試して。それが無事出来たら、おしっこの出たティッシュをトイレに置いておくだけで臭いで覚えてくれます。
また、頂き物の猫の場合は、前に使っていた砂を少し分けてもらって新しいトイレに混ぜると、しつけがスムーズです。
飼い主の奮闘空しく、どこか違う場所で粗相をしてしまったら?とにかく、叱るのはNGです。猫には人間の言っていることがわかりません。がみがみ怒鳴ると「トイレをしたらいけないんだ」と怖がり、委縮してしまう可能性があります。それに今後の信頼関係にもひびが入ってしまいます。そういう時は出してしまったものを綺麗に片づけて、根気よくしつけを続けましょう。その際、ただ拭くだけじゃなく、臭いは極力取り去りましょう。前述の通り、猫は臭いでトイレを覚える生き物です。下手に臭いが残っていると、そこを自分のトイレだと記憶してしまいます。服や絨毯などは特に処理に困るかもしれませんが、消臭スプレーなどを駆使して対処しましょう。
逆にきちんとトイレが出来た場合は、存分に褒めてあげましょう。猫は人の言っていることがわかりませんが、代わりに人間の行動や反応をよく見て、覚える知能があります。にこにこ笑顔で褒めてもらえたら、喜んでトイレを覚えるだけではなく、犬ほどではなくともきっと飼い主に心を開いてくれるでしょう。
割と簡単な猫のトイレのしつけを、さらに効率よく行うためのポイントを紹介します!
トイレの場所は変えてはいけません。また、綺麗で静かな場所を選びましょう。
オシッコの匂いがするもの(オシッコを付けた脱脂綿、トイレシート等)を、砂の中に入れておいてください。
ソワソワ・クンクン・ウロウロし出したらトイレに連れていきましょう。
失敗してしまったら、すぐにその臭いを消しましょう。臭いが残っていると、またその場所でしてしまいます。
問題が起こらない限り、砂は同じものを使い続けましょう。
猫のトイレのしつけは比較的楽だと言われていますが、失敗もあるでしょう。そんな時、怒ってはダメです。怒っても、猫にとっては「暖簾に腕押し」、嫌われるだけです。のんびり気長に頑張ってください!
比較的楽だと言われている猫のトイレのしつけですが、トイレのしつけあるあるはご存知でしょうか?
もっとも有名なのは、「怒ったら隠れて変なところでトイレをするようになった。」です。
猫は怒っても無駄です。怒られた猫は、「あいつトイレするとうるさい。見つからないところでしよう。」と思うそうです。
そして後日、臭くなった「何か」が発見されるのです。
「臭い消しがとにかく大変!」これもあるあるです。
なかなかおしっこの匂い落ないんですよね。筆者も色々試してきましたが、なんだかんだで、熱湯で流すが一番効果があった気がします。
この二つがよく聞く、トイレあるあるのツートップです。
よくある事なので、皆さんの身に降りかかってきても、「あ~これが噂のね~。」と笑って流してください。
トイレのしつけを始める間に、知っておくと便利な豆知識も紹介します。
一匹だったら2台、三匹だったら4台です。猫にとっての予備トイレを用意しておくということですね。
子猫の1日の平均排便回数は2~4回、排尿回数は1~2回です。
屋根付きトイレは、猫が砂かけする時に、砂が周りにとびはねないようにするためのものです。
砂も色々種類があります。トイレに流せるものは、掃除が楽ですが、軽いため飛び散りやすいです。
知っておくとチョットだけトイレのしつけが楽になるマメ知識でした。途中から砂を変えると、猫がトイレを使わなくなる可能性もあります。購入前によく吟味してください。