まず言える事はひとつで絶対しつけで猫を叩いてはいけないんです。
猫を飼い始めたばかりの人はどうしても猫にやめてほしい事があってでも言っても全く聞き入れてくれないしどうしたら良いか分からなくて、イラっとしてつい叩いてしまったなんて経験ありますよね。
猫を叩く事でしつけるとどうなるのか猫との生活をより良いものにしようと思うなら今こそ叩いてはいけない理由を理解してきちんとしたしつけ方で猫を飼ってくださいね。
猫を叩いてしまったという飼い主はこの機会に猫のしつけ方法を変えて是非猫との関係を修復してくださいね。
だからどうして猫をしつける時に叩いてはいけないの?!そんな声が聞こえてきそうなので猫をしつける時に叩いてはいけない3つの理由についてお話します。
目次
どんなに飼い主が猫を可愛いと思っていてもしつけの一環で叩くことで信頼関係はあっという間に崩れます。
これは人間関係も同じことが言えるので想像がつきやすいでしょう。
例えば仲の良い友達がいきなり叩いてきてしかも友人からは叩いた理由を全く話してもくれず理由が全く分からなかったら、その後も友達を続けられるわけがありませんよね。
猫を叩くというのはそういう事と同じなんです。
猫には表情筋がほぼないので変化が分かりにくいとは思いますが、心の中は傷ついて悲しんでいます。だからこそ猫を叩くことで飼い主との信頼関係は一気に失われてしまう結果になり猫からは避けられて甘えてもらえなくなります。
人間界でもしつけで叩くという行為自体が虐待で児童虐待は犯罪ですよね。
猫を虐待した時もあまりにひどい場合は動物の愛護及び管理に関する法律で罰せられることだってあります。
虐待された子供は身体だけではなく心が傷つくように猫も同じことが言えるでしょう。
猫とは言葉を交わせないからこそ叩くという行為は絶対避けるべきです。
猫との信頼関係が失われるというのと似たように感じますが進行形という事になります。信頼を失い、それでもまだしつけで叩くという事を繰り返すと完全に猫に嫌われます。
まず嫌われ始めは飼い主が触ろうとすると避けるようになります。
次に少しでも触ろう手を出すと唸り始め、しまいにはシャーッっと威嚇されます。
そして徐々に目の前からいなくなります。
猫に嫌われるという事がどういうことか、なついてもらえないならまだしも状態が悪化すると飼い主がいる間は物陰に隠れて全く姿を現さなくなります。
こうなると出てくるのは飼い主が寝ている間や留守の間だけなので本来は自由奔放の猫も苦痛のはずです。
猫はストレスに弱いので病気になってもおかしくありません。
病気になって陰で倒れていても気がつきにくい状態になりかねないわけで、そんな状況では飼い主も猫にも良い状況とは言えませんし飼っているとは到底言えませんよね。
そうならない為にも猫を叩いてしつけるという行動は絶対NGなのです。
猫をしつけで叩くという行動をするという事は、飼い主側からすると何かを猫にやめさせたいから叩くという行動に出ているわけですが、でも実際に猫に伝わっているのはただ飼い主に叩かれたという事だけなんです。
飼い主にとってはしつけのつもりでも猫には伝わっていないのでは無意味でしかありません。
しつけをしたいのであれば止めさせたい何かを猫に伝わる方法でする必要があるわけです。
ではどうしたら猫に伝わるか…猫には天罰方式がいちばんです。
飼い主が何かをしてくるからやめようと思わせる事よりも何かをするといつも嫌な音がしたり何かが落ちてきたりと天罰が当たった様になる事で猫は「これをするといつも嫌なことが起こる=これをするのは止めておこう」という考えになります。
猫にとって一番有効なしつけ方法は、叩くのではなく猫自身が自分で考えてやめるようにする。これこそが猫にいちばん向いているしつけ方法なんです。
猫を叩くことでしつけしようと思っても無意味でしかないという事を理解してもらえた事を信じて猫をしつける時に叩いてはいけない3つの理由のお話を終わりたいと思います。