猫は外の虫や鳥を見て興奮すると爪をひかっけたりよじ登り行動をしたりします。でもあまり頻繁に網戸に爪をひかっけたりよじ登り行動をしたりされてはそのうち網戸が破けてしまいます。
完全室内飼いで猫を飼っている人が猫に脱走されてしまう原因の中に、いつの間にか猫に網戸を破られていたという事があります。
網戸は破られ、猫は迷子でしかも帰ってこれないなんて悲しい事にならないように、例え猫が帰ってきても網戸を破りが得意になって虫だけでなく猫にまで出入り自由にされては困りものですね。
そうなる前に飼い主は猫に網戸を破かれないようにしつけなどの対策をしっかりしなければなりません。そこで猫が網戸を破かないようにするための3つのしつけ方法をご紹介します。
目次
猫はかしこい動物なので、網戸に触れたり上ったりした時に飼い主に怒られた場合は、その行動は飼い主に怒られるという事は理解出来ていても、なぜそれが怒られる事なのかは理解していません。
それは網戸に手をかけてもよじ登っても猫自身にとって嫌なことが起きないからで…というよりも猫にとっては逆に楽しい事だからですね。
その為、飼い主が出掛けている間や見ていない時に好き放題に網戸に爪をひっかけてよじ登りを繰り返します。
そこで飼い主が見ていなくても網戸に爪をひかっけたりよじ登り行動を止めるという対策が必要になります。
まず猫が網戸に手を掛けたに瞬間に大きな音を立てます。
出来たら足元や身体に振動が伝わる感じがベストです。
例えばですが、猫が乗っかっている場所の端っこをおもちゃのソフト棒でたたく等という感じです。
この時、絶対に猫をたたかないでくださいね。
それはしつけではなく虐待で、猫に怖がられ嫌われるだけです。
猫側からすると網戸に手をかけると何故か大きな音がして怖い・嫌だ・危険だと感じ取れるようする事が大切です。
ですが飼い主が音を立てているという事が分かってしまうと飼い主がいなければ問題ないという結果になってしまうので、飼い主が音を立てているという事が猫に気づかれないように注意してください。
基本的には猫は水が嫌いなので、網戸に手をかけた瞬間に水を入れた霧吹きスプレーを猫の後頭部や背中へ向けてでもいいので噴射してください。
ちなみピンポイントで当てる方が効果的な嫌がり方をする猫と全体がなんとなくに濡れるのが効果的な猫がいるので、にスプレー容器は噴射の調節が出来るものがおすすめです。
水がかかるのを嫌がる猫は網戸に手をかけると身体に水がかかるという事を認識する事で網戸に手をかけると嫌なことが起きるんだと思って、飼い主の在宅時でも留守でも関係なく網戸に手をかける事をしなくなります。
このスプレーでの対策の注意点は、大きな音と同様の理由で、この場合も飼い主がかけたという事が分からないように気を付ける事と、スプレー容器には水以外は入れないという事です。
猫は賢くデリケートな動物でもあるので、匂いのするものなどは猫に無駄なストレスを与えてしまうので、スプレー容器に入れるのは絶対に水にしてください。
普段から水を嫌がらない猫には向かない方法なので猫の様子を見てやってみてくださいね。
段ボールに両面テープを貼ったものを窓枠の猫が座ったり手をのせる部分置いておくと猫が触ったり上ったりするたびに手や足に貼りつくので猫が嫌がり、猫は嫌なものがある場所には近づかなくなるのでそのうちに窓枠にのぼる事を諦めるようになり、必然的に網戸にのぼらなくなります。
もっと完全に網戸を嫌がるようにするのであれば網戸にストライブ状に両面テープを貼っておきましょう。
ストライブ状なので換気は出来て猫が網戸に手を付けるとベタっとするので嫌がってそのうちに網戸に手を掛けなくなります。
ただし、この場合、両面テープが必要なくなった場合に網戸の掃除が面倒なので最後の手段と考えておいてください。
音でも水でもベタベタでも全く効果がないネコには市販品も併用してしつけするという事も考えましょう。
猫用のしつけスプレーや破けにくい網戸や脱走防止フェンスなど色々な製品があるので、どうやっても効果のない猫には市販品を併用して根気よくしつけていく事も考えましょう。
猫が網戸を破かないようにするためのしつけ方法を紹介しましたが、網戸に触ると嫌なことが起こるという印象を猫に与えるという事、でもあくまでも間接的に嫌な気分になるようにするという事、猫を傷つけない事が絶対条件です。
では猫の網戸しつけ対策をしっかりとして猫との暮らしを日々楽しんでください。