メインクーンの性格って悪いの?しつけ方は?飼い方についても紹介!

メインクーンってどんな猫?

メインクーンの原産はアメリカ北部の寒い地方なので、特徴は何と言ってもふさふさで魅力的な被毛に覆われていることです。

体を寒さから守るために、長毛のダブルコートになっており耐水性も兼ね備えています。首周りから胸、腹部にかけては特にライオンのたてがみのような美しく長い飾り毛があるのも魅力的です。

また、メインクーンは猫種の中でも大型でギネスブックに載るほどです。体長は最大で100cmにまで大きくなりオスだと体重は6~8kgほどになります。メスはオスより少し小柄ですが、それでも体重は4~6kgほどです。

一瞬、メインクーンを見るとノルウェージャンフォレストキャットに間違われるほど似ていますが、メインクーンの横顔を見るとジェントルカーブと呼ばれる緩やかな窪みが鼻筋にかけてあります。

ノルウェージャンの方には、このジェントルカーブはなく横顔は直線的になっていますのでそこの部分で区別をつけることができます。

性格も、穏やかな巨人という異名がつくほどにゆったりしており体に似合わずオスもメスも鳴き声が高い声で非常にかわいいです。ぱっと見は気高くゴージャスな印象ですが、オスは特に甘えん坊が多く懐きやすいのも特徴と言えます。

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メインクーンは性格が悪いって本当?

メインクーンの性格は、基本的に穏やかで懐きやすく知能も高い猫種です。では、性格が悪いと言われる所以はどこにあるのでしょうか。

それは、猫特有のツンデレな部分を持ち合わせていて、懐いてきたかと思ったら急にそっけない態度をとったりすることがあるところです。

猫好きにはたまらなく可愛らしい一面であるともいえますが、それに合わせて抱っこも嫌がったりするのでそういった部分がクローズアップされると性格が悪いと言われてしまうのかもしれません。

しかし、実際は協調性もありますし他の猫や犬との同居でも仲良くできます。また、知能も高いことからしっかりしつけをしておけば問題行動をとることもほとんどなく、非常に飼いやすい猫種なのです。

飼い主さんと遊ぶのも非常に大好きでボールで遊んだりする時は、よくはしゃいで遊びに夢中になりますが、それ以外の時はとても大人しいのでいたずらで悩まされることもそうそうないでしょう。

メインクーンのオスとメスでの性格の違いは?

メインクーンは、オスとメスでは性格が少し違います。猫全般によく言われるツンデレがオスとメスではっきり分かれるのです。

オスは、とても甘えん坊で構ってほしいタイプが非常に多いです。人懐っこく誰にでもフレンドリーなのもオスの方に多く見られます。ツンデレでいうところのデレの部分を多く持っているようですね。

よく人の後をついて回ったり、四六時中構ってほしい傾向が強いので猫と濃密な時間を過ごしたい飼い主さんはメインクーンのオスを飼うことをおすすめします。

逆にメスはツンデレでいうところのツンが多く見られます。独立心が非常に強く極端にベタベタするのを嫌がりますし、抱っこを嫌がるのもオスよりメスの方に多く見られます。

ただ、人懐っこくないわけではないですし甘えるときはちゃんと甘えてくれますがメリハリがある感じで捉えておくと良いでしょう。

猫らしいという点においては、断然メスのメインクーンです。また、メインクーンはとても賢いので飼い主が用事でやることがあり、猫の方が後回しになってもそれを理解して邪魔することはありません。

性格の悪いメインクーンはどうしつけする?

基本的には、穏やかで賢いメインクーンですが個体によっては警戒心が非常に強く攻撃的になってしまうことがあり得ます。

威嚇したり攻撃的になるのには、必ず理由があります。まずは、その理由を探さなければなりません。どの猫も生後45日あたりまでに社会性を身に着けておけばそうそう後に問題行動に発展することはありません。

しかし、後に攻撃的になったとするならば一番の原因はストレスによるものが多いです。メインクーンは体も大きく十分な広いスペースで遊べないとストレスがかかり、肥満にもなりますのでいいことではありません。

人に対して、威嚇してきた場合などはおもちゃや物音をたてて気をそらして見てください。もし、噛まれた場合などは難しいかもしれませんが、大きい声を出して怒ることはせずに黙ってその場を立ち去り無視するのも効果的です。

頃合いを見計らって、戻った後も最初は無視をして猫の方が平常心に戻り近づいてきたらゆっくり撫でてあげたりすると良いでしょう。

また、メスのメインクーンの場合に多く見られるのですが頭や身体を撫でていて突然攻撃的になったりする場合があります。

これは、もう触るのをやめてほしいというサインです。攻撃的になる前に尻尾をだんだん激しくパタパタし始めたら触るのをやめてあげると良いでしょう。

メインクーンは、とても賢くしつけもしやすい猫種と言えますので子猫から飼った場合は生後3ヶ月になる頃には爪切りやブラッシングなどのしつけを済ませておくと後に嫌がることもなくなるのでいいですね。

メインクーンの飼い方は?

メインクーンは、猫種の中でも大型なので普通のイエネコは生後1年ほどで成猫になりますがメインクーンの場合は完全に成猫になるには2~4年ほどの期間を要します。

この成長期はとても大事な時期で、しっかりとした栄養を摂ってよく運動することで健康な肉体を作る必要があるのです。

この時期は食事も高タンパク、高カロリーの物を中心に何度も小分けにしてあげてください。食べる量も他の猫に比べるととても多いですが、成猫になったら今度はきちんとカロリーコントロールしないと肥満を誘発するので注意が必要になります。

また、体の大きいメインクーンはしっかり運動させることも必要です。幸い性格が遊び好きで成猫になってもよく遊ぶタイプなので猫じゃらしやボールなどでよく遊んであげるといいでしょう。

メインクーンは賢いのでボールを投げたら拾ってきて飼い主さんの所に持ってくるという犬のような遊び方もできてしまいます。

しかし、家の中で充分な広いスペースがないと走り回ったりできなくなってしまいます。そうなると、ストレスを溜め込んでしまい病気や問題行動を誘発してしまうのでメインクーンを飼う際は体が大きくなることを想定して準備をしておくことも大事です。

カロリー消費には上下運動が効果的と言われているので、キャットタワーの設置も望ましいですが、体重も8kgまで重くなりますので、がっちりとした安定感のあるものがいいでしょう。

一番ベストなのは、猫の部屋用に1室空けておくことです。広さも確保できますし自由に走り回ったりもできますし、くつろげる場所もできるのでメインクーンを飼うにあたり可能であれば家具の配置なども考慮しておくといいですね。

また、メインクーンは長毛種で毛質も柔らかいのでとても絡まりやすくなります。一度絡まってしまうとブラッシングする際に痛がってしまい、ブラッシングそのものを嫌がってしまいますので定期的なブラッシングは必要です。

メインクーンの平均寿命は、13~14年ほどと言われており他の猫種よりも長寿の傾向ですが、それは健康に過ごしてきたことが大前提です。

メインクーンは稀に先天性の心疾患を持っている場合がありますので、定期的に健康診断を受けてあらゆる病気の早期発見、早期治療を心がけましょう。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演