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興奮している愛犬/愛猫を落ち着かせる方法

アニホック往診専門動物病院

興奮している愛犬/愛猫を落ち着かせる方法

突然ですが、「興奮」の意味は何でしょう。今更ながら辞典をひいてみると
・感情が高ぶること
・静止状態から活動状態へ移行すること 
などと書いてありました。なるほどですね。
犬が突然抱きついてきたり、猫が深夜に突然運動会を繰り広げる様子などと確かに一致します。

1.犬や猫の興奮状態

同じように人も、何かの刺激に対して、興奮することは大いにあります。ただ、犬や猫と大きく違うのは人は自ら感情をコントロールでき、ある程度自制が働く点ではないでしょうか。(もちろん、程度の差はあると思います)
一方で、犬や猫の場合は、一度スイッチが入るとまるで何も(飼い主も)目や耳に入っていないかのような状態になってしまうため、思わぬ事故やケガ、トラブルに繋がってしまうことがあります。
そのため、状況に応じて、私たちが感情や行動をコントロールしてあげる必要があるのでしょうが、どのような対応をすると良いのでしょうか。

2.何に興奮している?

理由を知らずして対応方法はわかりません。例を見ながら確認しておきましょう。

(1)好きなもの(人や動物)などに対する喜び

「わーい!」「おっしゃー!」

例)

  • 犬アイコン久しぶりに飼い主に会ったら、嬉しくておしっこが出てしまった
  • 犬アイコンご飯を見ると毎回飛び跳ねてしまう
  • 犬アイコンドックランで突然走り出し止まらない
  • 猫アイコントイレ後に突然走り出す

(2)ストレスやエネルギー発散

「うおー!」「もー!」

例)

  • 犬アイコン自分のしっぽを追いかける
  • 犬アイコンおもちゃを振り回して破壊した
  • 猫アイコン深夜に突然追いかけっこ

(3)恐怖やパニック、警戒心

「ぎゃー!」「やめて!」「何なのよ!」

例)

  • 犬アイコン花火の音で脱走
  • 犬アイコンチャイムが鳴ると激しく吠え続ける
  • 猫アイコン爪を切ろうとしたら、大暴れ

3.犬の興奮時の対応

上記にように、興奮してしまったら過剰に反応したり、叱るのではなく、興奮させる原因を除去したり、興奮を助長させないよう、私たちが先手を打って、コントロールをしてあげることが大切です。

例)

①「ハウス」を利用

元々犬は縄張りを持つ動物なので、「そこにいれば安全」と思える場所(ハウス)があれば、安心できます。ハウスのしつけが出来れば、以下のような興奮時にも応用できます。

  • 犬アイコン 留守番中に吠え続ける子
    出かける前にハウスに誘導する

    オヤツやおもちゃを与える

    遊んでいる間に出かける

    繰り返すと・・
    飼い主の留守中はハウスでくつろいでおけば安全と覚えてくれる
  • 犬アイコン チャイムで吠える子
    オヤツでハウスへ誘導して「吠える」から「食べる」気持ちに逸らす

    繰り返すと・・
    チャイムが鳴ると、良いことがあると覚えてくれる

②「コマンド(オスワリ、オイデ、イイコなど)」による指示

犬の行動をコントロールし、気持ちを落ち着かせるのは飼い主のコマンドです。愛情をコマンドに込めて、覚えてもらいましょう。

  • 犬アイコン 飼い主に飛びつく
    飛びつかれても落ち着いて相手にせず、「オスワリ」と声をかける

    出来たらご褒美を与える

    繰り返すと・・
    「オスワリ」をすると良いことがあると覚えてくれる
  • 犬アイコンドックランで興奮する
    オヤツで気を引きつつ、「オイデ」と言いながら呼び寄せる

    繰り返すと・・
    「オイデ」で飼い主の側に行くと良いことがあると覚えてくれる
  • 犬アイコン ドックランで興奮する
    オヤツで気を引きつつ、「オイデ」と言いながら呼び寄せる

    繰り返すと・・
    「オイデ」で飼い主の側に行くと良いことがあると覚えてくれる
  • 犬アイコン すれ違う人に興奮して吠える
    吠えなかったときに「イイコ」と言いながらオヤツを与える
      (吠えないタイミングでオヤツを与える)

    出来たらご褒美を与える

    繰り返すと・・
    吠えなければ「イイコ」と褒めてもらえると覚えてくれる

4.猫の興奮時の対応

一方で、猫の場合は、犬と大分異なります。というのは、猫の感情や行動を私たちが完全にコントロールしてあげるのは簡単ではないからです。(やろうとしたことが逆効果にもなりかねません)
そのため、もし興奮してしまったら、距離を置いて、静まるまで放っておくのが一番なのかもしれませんが以下のような工夫をすると、猫のスイッチオンとも上手に付き合っていけるかもしれません。

①その子が興奮しやすい環境(原因)を知っておく(→避けられるものは避ける)

例:爪切りでパニック(→爪切りは獣医師に任せる)
 夜は暴れる

②興奮した際に、なるべく弊害が出ないよう工夫しておく

例:割れ物などを高い位置に置かないなど、物の配置を工夫する
夜は寝室に入らないようにする

③興奮サインを見逃さない(→気をそらす、距離を置く)

例:瞳孔が開き、髭が前向き、尾をパタパタしているときは近づかない

5.最後に

犬や猫も感情があるので、興奮するのは当たり前です。大好きなものを目の前に興奮する姿は、私たちにも喜びを与えてくれます。
一方で、マイナスな要因で興奮させてしまったり、そうでなくても、無意識ゆえに予期せぬ事態を招いてしまうこともあります。末永くお互いが快適に、幸せに過ごしていくために、興奮の原因を理解して、上手に付き合ってあげましょう。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演

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