犬の耳ダニ感染症(耳疥癬・ミミヒゼンダニ感染症)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の耳ダニ感染症(耳疥癬・ミミヒゼンダニ感染症)の症状

耳ダニ感染症(みみだにかんせんしょう)は、耳の中に黒い耳垢が溜まる病気です。耳疥癬(みみかいせん)やミミヒゼンダニ感染症(みみひぜんだにかんせんしょう)とも呼ばれます。

犬にとっては激しい痒みを伴うため、耳を激しく掻きむしったり、頭を強く振る行動をするようになります。

耳垢が溜まる、強い悪臭を発するなどの症状が表れます。耳をひっかくことで、耳血腫など別の病気の引き金になることもあります。

犬の耳ダニ感染症(耳疥癬・ミミヒゼンダニ感染症)の原因

ミミヒゼンダニという、0.3~0.4ミリほどの小さなダニが発症の原因です。耳の中で卵を産み、繁殖を繰り返します。

すでにミミヒゼンダニに感染している犬や猫と接触することで、感染することがあります。

耳が垂れていたり耳に毛が生えている犬は、耳の中が水分を含んでおり、ミミヒゼンダニが生息しやすい環境になっているため、感染しやすいといわれています。

犬の耳ダニ感染症(耳疥癬・ミミヒゼンダニ感染症)の治療・予防

治療としては、耳の穴の通り道である耳道を洗浄することで、耳垢を除去していきます。また原因となっているミミヒゼンダニを駆除するために、ダニを死滅させる効果のある薬を投与します。

予防方法としては、感染している犬や猫との接触を避けることが大切です。親犬から子犬に感染することもあるため、注意することが必要です。

また耳をキレイに保てるように定期的な掃除を欠かさず行い、耳が湿っぽくならないように適宜乾燥させるようにしましょう。

なりやすい犬種(好発犬種)

特にありません。どの犬種でもかかる可能性があります。

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記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演