犬の動脈管開存症の症状
犬の動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)の症状としては、生後まもなく特徴的な心雑音が聴取される。逆に、心雑音以外に明瞭な臨床徴候はないため病態の進行に気づかないことが多く、そのまま治療が行われない場合は、早期に死亡してしまう。
犬の動脈管開存症の原因
犬の動脈管開存症の原因としては、本来生後に閉鎖する動脈管が、生後も閉鎖せず残存することが原因で、左心室や左心房の容量負荷が生じてしまうことです。最終的には左心不全に陥ってしまいます。
犬の動脈管開存症の治療・予防
治療方法としては、カテーテル塞栓術または開胸による結紮術のどちらかが選択されます。一般的には、前者が第一選択となる。早期に治療に踏み切ることが大切です。
手術の予後は非常に良好であり、手術翌日には通常通りの食事も摂れるようです。
また、生後すぐに発見される病態であるため、予防方法はありません。
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