犬に飛びつき癖があると、知らない人の洋服を汚してしまったり、他の犬とケンカにな
ってしまったり、小さな子供や老人を倒して怪我をさせてしまったり、とても危険です。
もしも、犬が誰かをかじってしまったら、裁判沙汰になってしまうこともあります。
こちらでは、飛びつくようになってしまった犬を、しつけるコツを紹介します。
目次
自分に犬が飛びついてきた時に、構ってはいけません。
飛びついてきても、決して「嬉しいのね!」「かわいいね!」など言ってはいけません。
犬は、飛びつくと構ってもらえると学習してしまうので、飛びついて来ている間は、とことん無視し続けます。
それでもひたすら飛び続けている場合、足腰を痛めてしまうこともあるので、飼い主さんが別の部屋に行ってしまってもいいでしょう。
飛びつくと、構ってもらえない、遊んでもらえないということをきちんと学習させるのです。
犬にとって、飼い主さんとのコミュニケーションが取れなくなってしまうということが、とても厳しい罰になります。叱ったりするよりも、無視が一番効果があるので覚えておきましょう。
飛び続けてかわいそうと思い、途中で根負けして犬を構ってしまってはいけません。
犬は、飛び続けていれば飼い主さんに構ってもらえたと学習してしまい、さらに悪化することになるだけです。
無視し続けていれば、犬は、飼い主さんに飛びついても、無駄であると理解してくれます。
ご飯を準備して持って来た時も同じです。
「ご飯早くちょうだい!」と、犬が飛びついてきた時に、ご飯をあげてはいけません。
飛びつきジャンプをすれば、要求が通ると学習します。そうなってしまうと、リーダーは飼い主さんではなく、自分だと認識してしまいます。
必ず犬が落ち着いて、座って大人しくなるのを待ち、それからご飯をあげましょう。散歩中は、他の犬のところに、走らないようにリードを出来るだけ短くして持ちます。急に飛びついた時、しっかりとコントロールするためです。
飛びついてしまった時は、『いけない!』や『ノー!』と言って、やめさせます。
犬が飛びつくのをやめたら、すぐにおやつをあげたり、褒めてあげます。
きちんとやめることが出来き落ち着いたら、十分に遊んであげましょう。大人しくしていないと遊んでもらえないということを学習します。
飼い主さんが大好きで喜んで飛びついているのであれば別ですが、犬が自分の方が優位だと思ってしまう、アルファーシンドロームというものがあります。
ご飯や散歩のタイミング等、犬の要求にいつも従っていると、犬中心の生活になり、犬は自分の方が優位だと思ってしまいます。
アルファーシンドロームになると、飼い主さんの言うことを聞かなかったり、飛びつき威嚇したりなど、の行動が見られることがあります。
一度そうなってしまうと、しつけ直すのが難しくなります。
そうならないためにも、子犬のうちから、犬は家族の中で下位だと行くことを教えてあげます。
そのために、食事は家族の中で1番最後、散歩では飼い主さんより前を歩かせない、甘噛みを許さない、など、家族全員で徹底してしつけてあげましょう。
散歩中誰かに会った時やドッグランで遊ばせる時に、犬が嬉しくて飛びついたとしても、相手の人や犬は、怖い思いをすることもあるかもしれません。
世の中みんなが、犬好きというわけではありません。
特に大型犬、中型犬は、小型犬よりも制御するのに力が入りますし、飛びつかれた方も驚いてしまいます。
外で安心して散歩ができるように、甘やかさずに子犬のころから、落ち着いて散歩が出来る子になるように、厳しくしつけてあげましょう。