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そもそも、犬にとってなぜ散歩が必要になってくるのでしょうか。
運動不足解消はもちろんですが、実は散歩はそれ以外にも犬にとって社会性を身に着ける大事な機会でもあるのです。
しかし実際には、きちんとしたしつけができていないまま散歩に出かけることで、大きな事故やトラブルに見舞われるケースも少なくありません。
・散歩中は犬に排泄をさせない。
・リードが伸びたまま飼い主の前を歩かせない。
この二つは飼い主と犬、双方にとって大切なしつけとなってきます。
犬との信頼関係が構築されマナーを守った散歩ができれば、他のしつけも覚えやすくなることでしょう。
犬の散歩と排泄はワンセットのように考えられがちですが、マーキング代わりにあちこちおしっこをしたり、他人の敷地に排泄することは、犬を飼っていない人達にしてみれば大きな迷惑となります。
また、散歩中に排泄しないようにしつけしていれば、悪天候の日にわざわざ排泄のために散歩しなければならない負担もなくなりますよね。
ドッグランやペットOKのカフェなど愛犬と出かけられる環境も広がります。
そのためには室内でトイレの場所と時間をしっかりと決め、排泄の習慣を付けましょう。
まずはケージの中にペットシーツを敷き、犬が安心して排泄できる環境を整えます。
起床後、食事の後、寝る前など排泄のタイミングになったら犬をケージの中に入れ、排泄するまでそこからは出しません。
すでに散歩中での排泄習慣がついている犬にとっては時間のかかるしつけになるかもしれませんが、根気よく優しく声をかけながら教えてあげることが大切です。
もちろん決まった場所で排泄できた時には、その場でしっかりと犬を褒めてあげましょう。
犬が飼い主の前に立ち、ぐいぐいと引っ張って歩いていくというのは散歩時によく見られる光景です。
犬がぴったりと飼い主の足元につき歩くリーダーウォークは、飼い主と犬の安全性と主従関係を大切にしたしつけの一つと言えます。
まずは犬が飼い主の左側に落ち着いて立つところから始めましょう。
それから1歩。慣れたら10歩。歩く、止まるを繰り返し犬が飼い主より先に歩かないよう覚えこませるのが大切です。
歩く時には犬の名前を呼びながら、飼い主と一緒に歩いているんだと犬に意識させる事が大切です。
犬がリードを引いても飼い主は歩かない。犬がどうしたの?と振り向き、目が合ってから褒めて前へ進みます。
散歩はあくまでも飼い主主導。これが犬の安心感へもつながります。
いかがでしたでしょうか。散歩は犬と飼い主との関係を築く大切な時間。
きちんとしたマナーを身に着け、季節の風を感じながらお互いが楽しく過ごせる時間であるといいですね。