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犬のしつけ方法には色々なものがありますが、嫌がる音を使ってしつけをすることができます。意外に効果が高いと言われ、非常に役立つ方法でもあります。
たとえばおやつを使う方法もありますが、間食が過ぎると健康に不安を与えてしまうかもしれません。一方嫌がる音であれば、そういう心配もなくなるでしょう。
ただし効果が高いからと言って、闇雲に嫌がる音を使うことは、犬の精神面等に恐怖心を植え付けてしまう危険性もあるかもしれません。
嫌がる音を使うしつけでも、適度に行うことが大事であることを重々理解しておきましょう。
犬の嫌がる音でしつけができるとしても、なぜ嫌がる音でしつけすることができるのでしょうか?
たとえば犬の身近な音と言えば、飼い主さんの声になります。人の言葉が分かる否かは定かではないかもしれませんが、飼い主さんの声は身近であるため、大きな音になっても無視してしまうようになります。
あるいは飼い主さんの声ではなく周囲の音であっても、無視をして眠ることができます。要するに日常聞こえる音に犬自身が慣れてしまい、しつけに使うことができません。
そこで嫌がる音を立てることで、これをすれば嫌なことが起きると覚えるようになり、しつけできるということです。
ならば、犬が嫌がる音とはどういうものでしょうか?
まずは高い音です。中でも金属がこすれるような頭に響くような高音で、自然界の音ではないため、恐怖や不安を余計に感じるのでしょう。
ただし高い音でも、人間の高い音などであれば、怖がることはあまりないようです。
また突然の大きな音も嫌がり、花火や爆竹あるいは掃除機の音などが苦手です。自然界の音ですが雷を怖がる理由も、これに当てはまるのかもしれません。
さらに超音波の音も犬の嫌いなものです。人の耳には聞こえなくても、犬にはよく聞こえかつ高い音でもあるので、非常に苦手であると言われています。
犬の嫌がる音が分かったとしても、次にどうやってしつければいいのでしょうか?
まず大事なのはタイミングを間違えないことです。たとえば無駄吠えをしつけたい時には、鳴いて欲しくない時に嫌な音を出します。
また嫌な音を出した後は、知らんぷりをしていることです。飼い主さんが出した音と分かってしまえば、慣れとなってしまい、しつけ効果が下がってしまうでしょう。
犬の嫌がる音を出せるペットグッズは、ハンドメイドでも十分です。
代表的なものでは空き缶を使うものです。ステンレス製の空き缶に10円玉等を入れておき、空き缶を揺らせば、犬の嫌がる高い音が出てきます。
またよりシンプルであれば、新聞紙です。無駄吠え等をしている時、新聞紙を丸めて床などをバシンッと叩けば突発的な音となり、犬が嫌がります。
以上のほか、市販のペットグッズもあります。
犬しか聞こえない高周波の音を出すもので、全自動タイプもあれば手動タイプもあり、ネットショッピングでも購入できます。
また、音の切替ができるクリッカーもあります。クリッカーは褒めてあげる時でも使用できますが、音の切替ができるタイプであれば、嫌いな音も出せるようです。短い音であるので、犬も理解しやすいと言われています。
なお、もっとも簡単な方法は拍手を使うことです。これも高くて大きな音が出るため、犬のしつけにも利用できるでしょう。
犬の嫌がる音は、日常の音と異なるため、しつけに利用できます。たとえば犬が無駄吠えをした時に、嫌な音を聞かせると、犬が学習し無駄吠えをすることをやめるでしょう。
犬の嫌がる音は、高い音や突然の大きな音あるいは犬にしか聞こえない高周波の音です。して欲しくないことをした場合、鳴らすようにするのが重要です。
高周波の音を出すものであれば市販品もありますが、ステンレス製の空き缶や新聞紙を使っても、犬の嫌がる音を出すことができます。
犬のしつけに嫌がる音を使うことは、少し驚きがあるかもしれませんが、犬の性質を利用したしつけ方法と言えるかもしれませんね。