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朝あなたは犬の吠える声で目を覚まします。急いでドッグフードを用意すると、あなたの犬はいただきますの挨拶もせず、がつがつと食べ始めます 。食事が終わると「散歩につれてけ」と、吠え始めます。
リードを付けようとすると、いやがってリードをつけるまで一苦労です。いよいよ散歩に出かけます。犬は行きたい方に、あなたをぐいぐい引っ張って行きます。あなたがリードをひっぱってもおかまいなしです。途中でほかの犬に出会うと、とびかからんばかりに吠え続けます。
散歩でへとへとになって、家に帰って来ます。犬はあなたにかまってほしくて、吠えます。「ピンポン」来客です。犬はチャイムが鳴ると吠えます。来客を見ると「おまえだれだ」というように吠え続けます。
こんな生活いかがですか?あなたはへとへとになって、飼育放棄してしまうかもしれませんね。
犬は集団行動をとる動物です。しっかりとしたリーダーのもとだと、その犬の持てる力を発揮してすばらしいパートナーとなることでしょう。逆になんでも犬の思い通りにさせていると、犬は自分がリーダーだと思い込み、勝手な行動をとるようになるのです。
自分がリーダーだと思い込んだ犬は、勝手な行動をとるばかりではなく、あなたやあなたの家族が気に入らない行動をとると、噛みついたりすることもあります。そうならないためにも犬がいけない行動をしたらきちんと叱ることが大切です。
先日新聞にある記事が載っていました。散歩の途中で犬が飛び出し、自転車にのっていたおばあさんが転倒し腕を骨折しました。裁判になり、犬の飼い主に賠償請求の判決がでました。きちんとしつけをしていないと、犬のしたことは、あなたの責任になってしまいます。
犬がいけないいたずらをしたとします。リーダーであるあなたは「してはいけない」ことを教えるためにきちんと叱らなければなりません。
しかし、いたずらを見つけて、後から叱っても犬はなぜ叱られているのか分かりません。犬はあなたに不信感を持つことになるでしょう。いたずらをしたその場ですぐ叱ることが大事です。
可愛いからといって、犬の求めるままに抱っこするのもまちがった行動です。犬のわがままを増長させ、我慢のできない犬になります。また、目線が常に高くなることで犬は自分が優位にたったような勘違いにつながります。 犬を抱っこするときは、人間の必要な時だけにしましょう。
犬を可愛がりすぎて、 甘えぐせをつけるとお留守番できない分離不安な犬になってしまいます。ときには、さっと家を出てきちんとお留守番できる犬にしましょう。
基本的には犬のしつけは良いことをしたときに、褒めることが大事です。
犬は生き物です。何度も失敗します。忍耐強く褒めたり叱ったりを繰り返し、犬に良いリーダーだと認めてもらいましょう。