自宅で愛犬のしつけをしてくれる出張ドッグトレーナーとは??

犬のしつけの出張サービスとは?しつけに悩んでいる飼い主さんは必見

犬のしつけの主張サービスに飛びつく前に、まずはメリットとデメリット、お願いする時の注意点などを予め知っておきましょう。それぞれトレーナーさんによって、違う部分もあるかとは思いますが、一般的なポイントを調べました。

犬のしつけ出張サービスのメリット

〇普段の生活環境でトレーニングをしてもらえるので、再現性が高い

〇愛犬が長期間不在になることが無く、お互いに寂しさを感じないで済む

〇トレーナーさんの愛犬に対する態度や行動を見ていられるので安心

〇飼い主様も一緒にしつけ方法を学べるので、日常的に繰り返しトレーニングができる

少し前の犬のしつけ教室は、お願いしても効果が無いという、お粗末なものが殆どでした。理由は、しつけをされた愛犬が家庭に戻ると、元に戻ってしまうからです。そうした心配が少ないのが、犬のしつけ出張サービスです。

犬のしつけ出張サービスの大半は、家族の方も一緒に勉強できるシステムになっています。声の掛け方、声をかけるタイミング、犬のしつけに対し、家族が共有しなければならない意識などを一緒に学ぶことができます。

これらをきちんと把握しておかないと、愛犬の悪癖が再発してしまう可能性が高くなります。愛犬の困った癖も、何か理由があってのことかもしれません。そうしたことも家族で受け止め理解できる機会になると思います。

犬のしつけ出張サービスのデメリット

〇家というプライベートな空間に、他人が頻繁に出入りすることになる

〇トレーニング時間に合わせて、生活の時間割を考える必要がある

人を家に入れる事にストレスを感じてしまう人がいます。その場合は、近所の公園などを利用しても良いか問い合わせてみましょう。ストレスを感じている飼主を愛犬が察してしまい、良い効果が得られない場合があります。

トレーニングに参加する方は、時間調整のため、多少忙しい思いをするかもしれません。しかし、実際に参加してみると、意外と楽しいことに気が付くはずです。みるみる変わっていく愛犬に驚く場面も少なくないはずです。

犬のしつけ出張サービスを依頼するときに、注意すること

〇トレーナーさんや教室ごとに、決められたルールがあります。必ず確認しましょう。

〇受講の前に、カウンセリングがあります。困っていることをしっかり伝えましょう。

〇料金や期間は、最初に詳しく聞いておきましょう。

トレーナーさんやしつけ教室では、飼い主様や愛犬に一定のルールを求めている場合があります。例えば、飼い主様は18歳以上であるとか、愛犬であれば、予防接種を受けていることなどがそれにあたります。

最初に受けるカウンセリングの際、服装やリードなどの備品についても聞いておきましょう。カウンセリングは、愛犬の困った行動を相談する場でもありますが、飼い主様がトレーナーさんの人間性を見極める場でもあります。

カウンセリングについては、有料・無料のどちらもあります。明記が無い場合は、最初に連絡をする時に、聞いておくことをお勧めします。

料金や時間を明確に提示しないトレーナーさんだった場合は、出張をお願いしない方が良いこともあります。安価なものではありませんので、判断を誤らないようにしたいものです。

犬のしつけ出張サービスの事前カウンセリングが重要な理由

トレーナーさんとの最初の面談はカウンセリングです。時間は60分、90分、120分とまちまちです。料金も、カウンセリングは無料というところから、交通費も含めて定められた料金を支払うところまで様々です。

カウンセリングの中で、しつける内容や出張日程や時間が決められます。

カウンセリングは、愛犬とご家族の環境や愛犬の性格、飼い主さんが悩んでいる愛犬の困った行動などを事前にリサーチして、最適なしつけ方法を考えるために必要なことです。

例えば、愛犬の噛み癖と言っても、背景は色々あります。ご家族に子供さんがいて、十分な睡眠がとれない愛犬がストレスを抱えている場合。臆病で、自己防衛本能で噛んでしまう場合。殴られた等のトラウマが原因の場合など。

原因を見極めて、それを解除するのも、愛犬のしつけには必要不可欠になってきます。

カウンセリング後、決められた日程で出張しつけサービスが始まります。最初から飼い主様も一緒に加わる場合もあれば、ある程度愛犬のお勉強が進んでから参加する場合もあります。

犬のしつけ出張サービスのトレーニング内容とは

出張トレーニングでしつけをしてくれるサービスについては、トレーナーさんによってそれぞれカリキュラムは異なります。飼い主様が、愛犬の行動で困っている「問題行動」の殆どは、出張トレーニングで解決できるでしょう。

例えば、以下のような問題行動に対応してくれます。

・無駄吠え

・リードの引っ張り癖

・拾い食いや食糞

・よその犬や人に飛び掛る

・行動に落ち着きが無い

・飼い主の指示を無視する

・噛み癖

このような問題行動は、単独で起こることは少なく、場合によっては全て当てはまるという飼い主様もいらっしゃるかと思います。

そして、これらの問題行動の原因は、実は同じという場合が多いように見受けられます。

・飼い主様やご家族が愛犬を構いすぎること

・飼い主様やご家族が、愛犬を甘やかしすぎること

・飼い主様やご家族が、感情的に愛犬に接している場面が多いこと

・愛犬が適度な量の運動をさせてもらっていないこと

愛犬の問題行動の多くは、愛犬のストレスや人との関わり方に起因しています。ですから、それらを改善し、少しずつ「してはいけないこと」を愛犬に教えていけば、問題行動の改善に繋がります。

愛犬のしつけ出張トレーニングで改善が難しいのは、愛犬が抱えてしまっているトラウマが原因で起こる問題行動です。暴力や飢え、恐怖などのトラウマが原因の威嚇行動や噛み付きなどの矯正は大変困難です。

飼い主様が、根気よく愛情を注いであげることが最も重要なことです。しかし、そうした犬との接し方など、トレーナーさんに相談してみることをお勧めします。より早い解決が期待できるでしょう。

また、出張サービスでは、以下のような相談にも乗ってくれます。

・愛犬に必要な散歩の適量

・愛犬の体重コントロールに関する相談

・お勧めの獣医さん

・ドッグスポーツについての相談

愛犬のしつけを出張トレーナーさんにお願いする時は、遠慮せず何でも聞いてみてください。

会話は信頼関係を増す最短の方法です。トレーナーさんも、喜んで答えてくれるでしょう。

実際にしつけが始まると、しつけの時間が思ったより短いと感じる飼い主様が多いようです。愛犬の集中力はそう長くは持ちません。使役犬として訓練された犬たちとは違い、家庭犬の集中力は最長でも20分と言われています。

犬の出張サービス費用を心配される飼い主様も多いかと思います。費用については、地域格差もありますので、平均値の算出は困難と言わざるを得ません。

パターンとしては、1回いくらの設定ではなく、数回1ブロックでいくらという料金設定になっています。そこに、交通費などが加味されます。ホームページなどで確認できない場合は、事前に確認しておきましょう。

犬のしつけ出張サービスを使ってみよう

犬を家族に迎えるということは、少なからずリスクも一緒に迎えるということです。そして、人と何ら変わらない重さを持った命を預かるということです。迎えた命に真摯に向き合うためには、お互いのルールが必要です。

ところが、言葉も通じない犬にルールを教えるのは至難の業です。ドッグトレーナーさんは、犬語が話せるのかと思えるほど、犬についてのスペシャリストです。

愛犬との付き合いは、10年以上の長い時間になります。愛犬の困った行動に悩み続けているより、専門家の助言を得て、より快適な生活を送りませんか?

一度カウンセリングを受けただけで、目から鱗が沢山落ちることに驚くはずです。あなたの愛犬、実は凄いポテンシャルを持っているかもしれません。犬のしつけ出張サービスは、愛犬家にとって試す価値があるとお勧めできます。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演