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しつけ用の首輪とはその名の通り、「犬をしつけることを目的とした首輪」のことです。無駄吠え防止、散歩中の引っ張り防止など、目的により様々な製品が発売されています。しつけ用の首輪にはタイプ別に以下のようなものがあります。
愛犬が無駄吠えをした際に、電気や振動で刺激し不快感を与えることで無駄吠えを抑制する首輪です。無駄吠えを検知して自動でショックを与えるもの、リモコンでオン・オフを操作できるものがあります。
こちらは無駄吠えをした際に、犬が不快と感じる匂いを噴射することで無駄吠えを抑制するタイプの首輪です。電気タイプの首輪に比べ、スプレーの交換が必要なことや、匂いが犬だけではなく部屋などに付くといった理由から、近年ではあまり人気は高くないようです。
フルチョークとは、引っ張ると犬の首が締まる(=チョーク)タイプの首輪のことです。首が締まることで引っ張る行為が悪いことだと認識させ、引っ張り癖を矯正します。警察犬などがしているチェーンの首輪を想像してもらうと分かりやすいと思います。
フルチョークタイプの首輪は引けば引くだけ首が締まりますし、緩めるのもコツが必要です。扱いが難しいため、プロのトレーナーの指導の下使用することをお勧めします。
フルチョークタイプは首が締まり過ぎる恐れがありますが、こちらのハーフチョークタイプの場合、引っ張っても一定の長さ以上は締め付けることがなく、比較的安全にしつけを行うことが出来る首輪です。
しつけ用の首輪をただ付けているだけでは、せっかくの首輪の機能を活かすことが出来ません。タイプ別にしつけに効果的な使用方法をご紹介します。
このタイプの首輪は自動センサーがついていたり、リモコンによる遠隔操作が出来るため大変便利ですが、飼い主が陥りがちなのが「吠えたらショックを与える」だけで終わってしまうケースです。しつけで大切なことは「出来たら褒めてあげること」です。犬が吠えるのを止めたら、おやつをあげるなどで必ず褒めてあげるのを忘れないようにしましょう。
締まるタイプの首輪を使ってしつける際に注意すべき点は、「首輪につないだリードを引っ張るタイミング」と「引っ張る時間の長さ」です。犬が強く引っ張りそうなタイミングを観察し、その行為をする直前に短くキュッとリードを引っ張るのが理想です。やっては駄目な行為の後に首を絞めて罰を与えるのではなく、キュッと短くリードを引っ張ることで「やっては駄目だよ」と合図を送るのが締まるタイプの首輪の目的です。犬が気付いて引っ張るのを止めたら、必ず褒めてあげることも大切です。
これまで紹介してきた首輪の中で、特に電気・振動タイプの首輪の安全性に疑問を持つ方も少なくないのではないでしょうか。どの製品も安全性を謳っており、その効果を称賛する声が多いのは事実ですが、一方で「犬にストレスや恐怖心を与えかねない」として使用の禁止を求める声もあります。
また、商品のレビューの中には「自分で試してみたら驚くほど痛かった」「犬の皮膚が赤くなった」といったものもあり、使用に際しては慎重になるに越したことはありません。
電気・振動タイプの首輪を使用する際は、説明書を熟読し、「最弱」の設定から始めることをお勧めします。
数あるしつけ用首輪の中でも、人気の高いおすすめ商品をご紹介します。
Amazonのしつけ用首輪の中でも人気の製品です。首輪部分は防水仕様で、リモコンによる遠隔操作が300m先まで可能です。静電ショックモード、バイブレーションモード、ビープ音モード、そして光モードのコントロールが出来ます。こういった製品は耐久性が心配ですが、1年間の保証付きなのも人気の理由の一つです。
https://item.rakuten.co.jp/auc-golpara/10000427/
こちらは楽天で人気のハーフチョークタイプの首輪です。レビュー数はなんと400超え!人気の理由としてはサイズ・色展開が豊富なこと、素材が軽くて柔らかいこと、装着しやすい点などにあります。引っ張っても苦しすぎないよう、やや太めに設計されている点も犬にとって優しい製品です。
こちらは首輪ではなくハーネス(胴体に装着するタイプ)ですが、人気製品のため番外編としてご紹介します。犬がリードを引っ張ると胸部が締め付けられ、さらに前に進もうとする力を抑制してくれます。無理なく引っ張り癖を直すトレーニングが出来ること、首輪と異なり首が圧迫される心配がないことから、多くの飼い主に支持されている製品です。