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犬の心理をすべての人が理解をしているとは限りません。犬は口の中で色んなものを確かめようとする本能があります。それが高じてしまうと、人の手を噛むような問題行動に繋がってしまう可能性も高いのです。
そして噛み癖とは成犬になっていきなり始まるものでもないことを知っておいてほしいのです。子犬の頃にさかのぼり考えてみてください。当時は「甘噛み」という言葉で許されていた遊びも、どこかできちんとしつけを入れないとやがて噛み癖に発展するものなのです。
人の手以外にも家の中にあるものすべてを噛んでしまう癖もあります。子犬の時期には歯茎が痒いという理由で何でも噛んでいたという説明がつきますが、危険性としては誤飲にもつながり、人を噛むことは大事故を引き起こすきっかけにもなるのです。
犬が何でも噛む理由はいくつか考えられます。例えば家財道具を噛む場合は破壊行動を起こしている可能性もあります。留守番が多い、散歩が少ないなどストレスが原因となることが多いのです。また、飼い主さんが歯磨きや普段のお手入れをしよと手を出したときに噛むのは、主従関係が成立していない証拠です。
飼い主さんに歯を当てるような行為はあってはならないのです。そこで飼い主さんには絶対服従というスタンスを築いておけば、威嚇で噛み癖がでることはなくなります。まずは人の手や足は噛んではいけないことを根気よく教えるほかないのです。
子犬の時期に何でも口に入れてた確かめたいという欲求行動はある程度年齢的なもので、時期が来たら収まるものとして認めてあげるのも一つです。ただし、いくら子犬でも手や足を噛もうとするのは、成犬同様に強く叱るべきです。
今噛み癖がある犬は噛んでも良いもの、悪いものがわかっていない状態です。甘噛みのように愛情表現が半分以上であったとしても、心を鬼にして「いけない!」と教えてください。幼い頃から人を噛むことはいけない危険行為と飼い主が一線を引くことが重要です。
噛み癖は問題行動と、飼い主さんが意識を持つことで自然に、強く叱ることもできるようになります。それを何度も何度も繰り返し「いけない!」「だめ」を示しているうちに、犬のほうも飼い主の声のトーンや表情に気が付くはずです。
文章だけではなかなか伝わらないしつけ方法を動画でご紹介しますので飼い主さんは視覚的にも、噛み癖のしつけのノウハウを盗んでください。
https://www.youtube.com/watch?v=P_z_tDe2UZ4 https://www.youtube.com/watch?v=JHuxRCRZbOY噛み癖を治すしつけは、どうしても飼い主さんのほうが過剰に反応をしてしまい、犬が遊んでもらっているのかも?と勘違いするものです。まずは飼い主自身が意識を高く持ち、子犬の時期から甘噛みが治らないことに関しては引き続き、子犬に対して大げさなほどに「痛い」ことを伝えましょう。
そして体を仰向けにして、「いけない!」と教えるのです。これを延々に繰り返すと結果は出るものです。
不安や恐怖から噛みつき癖のある犬の場合には、まずその気持ちに寄り添い、恐怖を感じているようなときには「大丈夫」と声をかけて安心させることに徹しましょう。いずれにしても、「いけない」と声をかけて、律することが一番重要なのです。