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犬のしつけを始める前に、大切なことがあります。それは、必ずしつけをする飼い主さんが【リーダーであること】です。
そもそも犬は、群れを作りその中でリーダーを作ります。そして、リーダーの指示に従い生活をする生き物なのです。
したがって、飼い主さんがリーダーでないと愛犬は飼い主さんの指示に従わず、しつけもうまくいきません。
飼い主さんがリーダーになればしつけもうまくいくようになりますし、愛犬との信頼関係も深まります。そのため、まずは飼い主さんが必ずリーダーになりましょう。
ただし、間違っても愛犬の望むままに応えてはいけません。応えてしまうと、リーダーとして見られなくなってしまうので気を付けましょう。
日常生活はもちろん、緊急事態でも役立つしつけのひとつに【おいで】があります。比較的覚えやすいしつけでもあるので、犬を飼ったら【おいで】は必ず教えましょう。
ここでは、【おいで】を教える際のポイントを紹介していきます。
愛犬に【おいで】を教える際、日常会話の中に【おいで】を盛り込むことで、自然と【おいで】の意味を理解していきます。
例えば、【おいで ご飯だよ】【おいで 散歩に行くよ】など、愛犬が喜ぶであろう行為の前に【おいで】をつけることが効果的です。
【おいで】のしつけ中に、うまくいかないからといって怒ってしまうと、愛犬は恐怖を感じ指示に従わなくなってしまいます。そのため、しつけがうまくいかなくても決して怒らないようにしましょう。
私たち人間もそうですが、ご褒美をもらえるということは、とても嬉しいことでもあります。そのため、【おいで】ができたらご褒美をあげましょう。【おいで】が成功=ご褒美と繰り返し教えていくことで、【おいでができればご褒美をもらえる】と認識し、自然と【おいで】ができるようになります。
それでは、一体どのようにすれば、【おいで】を覚えることができるのでしょうか。ここでは、【おいで】のしつけ方法を紹介していきます。
愛犬から1m位離れた場所に立ちましょう。この時、リードもつけておくと良いでしょう。
少し体勢を低くし、ご褒美のおやつを見せながら、【おいで】と呼びましょう。もしも【おいで】と言っても愛犬が寄ってこなかったら、リードを引っ張り誘導してあげることも効果的です。
【おいで】と呼んで飼い主さんの元へ来たら、ご褒美を与えたくさん褒めてあげましょう。この時、少し大げさな位褒めてあげるとより効果的です。
しつけは繰り返し行うことが大切です。1度できたらからといって終了せず、繰り返し行いご褒美がなくても指示に従うようになれば、しつけの完成です。
愛犬に【おいで】を教えることで、日常生活や緊急事態で役立つだけでなく、愛犬との信頼関係の構築にも繋がります。
愛犬がまだ【おいで】を覚えていなかったら、さっそく今日からしつけをしましょう。きっと、愛犬との暮らしがもっと楽しいものになるでしょう。