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トイプードルの歯が生え変わるのは、だいたい生後4~6ヶ月頃になります。
生後4~6ヶ月というと、人間の年齢で6~9歳の時期に当たります。
散歩やお手、おすわりなど家庭内でのしつけを覚えていくのもこの時期ですね。
この頃にはもともと生えていた乳歯が抜け、永久歯へと生え変わる事になります。
乳歯から永久歯へと生え変わる時には、トイプードルはそのむずかゆさから様々なものを口に入れ、噛もうとします。
マットやぬいぐるみ、おもちゃなどを口に入れ、いつまでも噛んでいるような行動が見られた時には、トイプードルの歯が生え変わっていると考えて良いでしょう。
また、乳歯が抜けた際には少量の出血が伴うこともあります。
愛犬が噛んだものに血がついている事に気付いた場合には、乳歯が抜けていないか口腔内を観察してみると良いでしょう。
トイプードルの歯が生え変わってきた時には、飼い主はどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?
トイプードルは生後4~5ヶ月頃までは、消化吸収しやすいようにやわらかめのドッグフードを与えた方が良いとされています。
しかし、乳歯が抜け始めた事に気付いたら、永久歯への生え変わりを促進するためにも、固いままのドッグフードを1日に1回は与えるようにしましょう。
また、噛んで遊ぶおもちゃを与える事も、健康的な歯の生え変わり促進に効果的です。
噛むおもちゃで遊ぶことは、生え変わりのむずかゆさでイライラする愛犬のストレス発散にもなります。
ペットショップやホームセンターでは、ゴム製やロープ製の様々なおもちゃが販売されていますので、愛犬のお気に入りを見つけるのも楽しいでしょう。
歯の健康を保つことは、愛犬の長生きにつながります。しかし、犬はデリケートな口の周りを触られることを嫌がります。成犬になってから歯磨きに慣れさせることは大変なため、歯の生え変わるこの時期からデンタルケアに取り組みましょう。
まずは飼い主さんの指にガーゼを巻き付け濡らしたものを、口の中に入れるところから始めましょう。初めは嫌がる事が多いので、あくまでも少しずつ慣らしていく事が大切です。
前歯から始め、奥歯に指を入れても嫌がらなくなったら、歯ブラシを使う事に慣れさせると良いでしょう。
歯の生え変わりはトイプードルにとって、幼犬から成犬への成長段階の1つとなります。
食事も成犬用に変わったり、成犬になった時のために歯磨きを覚えたりと、愛犬の成長を実感できる時期でもありますよね。
稀に乳歯が抜けきらない間に永久歯が生えてしまう「乳歯遺残」という症状もみられます。将来のかみ合わせにも影響するため、この場合は獣医師に相談されると良いでしょう。
人間も犬も、健康な体は丈夫な歯があってこそ。
愛犬の長生きのためにも、生え変わりの時期から歯の健康を見守っていきたいですね。