犬のバベシア症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のバベシア症の症状

バベシア症は、バベシアという原虫が赤血球に寄生し、溶血性貧血を引き起こす病気です。すなわち、赤血球を破壊することで貧血が発生します。

症状としては、貧血や発熱が確認できます。悪化が進むと、黄疸の症状がみられることもあります。

犬のバベシア症の原因

バベシアという原虫は、マダニの中に生息しており、マダニの吸血行為によって犬の体内に感染します。

他方、犬同士がケンカなどで噛み合うことで感染する場合もあります。

犬のバベシア症の治療・予防

溶血性貧血には複数種類があるため、正確な診断が必要です。血液塗抹標本の観察や、遺伝子検査を行うことで検査することもあります。

治療は主に、バベシアに効果のある抗生物質の投与が行われます。またバベシア症は完治が難しいため、症状を抑える治療が行われます。仮に症状がなくなっても他の犬には感染する可能性があるため、注意が必要となります。

バベシア症はマダニを媒介に発症することが多いため、マダニが発生しやすい山などに行く場合は、マダニに有効な薬を投与するようにしましょう。動物病院によっては、バベシア症の発生しやすい時期・予防に注意すべき期間を教えてくれるため、獣医師の先生に相談してみるのもよいでしょう。

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記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演