目次
犬パルボウイルス感染症は、パルボウイルスというウイルスへの感染によって引き起こされる感染症です。発症後数日で死に至る可能性もある病気です。
犬パルボウイルス感染症は進行がとても早く、腸やリンパなどでウイルスがどんどん増殖します。
初期症状としては、下痢や嘔吐などがあります。症状が進むにつれて元気がなくなり、脱水症状や白血球の減少などを起こします。心筋炎を起こすこともあります。
犬パルボウイルスに感染することで発症します。感染経路としては、口や鼻から感染する場合が多いです。パルボウイルスに感染した犬の吐瀉物を口にしたりすると接触感染します。
直接犬パルボウイルスを死滅させる薬はないため、犬の免疫力や体力を回復させることが必要です。点滴や酸素補給などを行います。
またその犬の周りにあるもの全てを消毒する必要があります。そうすることで汚染源を消毒し、再度の発症を防ぐことができます。
犬パルボウイルス感染症はワクチンで予防できる病気です。一度感染すると症状の悪化が急激に起こるため、ワクチン接種による予防を徹底するようにしましょう。頻度や回数は獣医師の先生と相談して決めましょう。