犬の心室中隔欠損症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の心室中隔欠損症の症状

心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう)は、先天性心疾患のひとつです。心室中隔(しんしつちゅうかく)は、右心室と左心室を隔てる壁としての役割を持っています。その心室中隔の一部が欠損している病気が、心室中隔欠損症です。右心室と左心室の血液が混ざり、心臓や肺に障害を起こすようになります。

欠損している部分が小さい場合は、症状が表れずに生涯を全うできることもあります。

欠損部分が大きく症状が重度になる場合には、呼吸困難や乾いた咳などの症状が発生します。また口唇が青紫色になるチアノーゼの症状が表れることもあります。

犬の心室中隔欠損症の原因

心室中隔欠損症は先天性の疾患です。子犬が胎内にいるときに心室中隔が十分に形成されず、右心室と左心室の間の心室中隔に、穴が開いてしまいます。

犬の心室中隔欠損症の治療・予防

治療方法としては、強心剤や利尿剤などを用いた内的治療を行い、病気の進行を抑えます。

他方、症状が進行している場合には、欠損部分を閉じ、右心室と左心室に壁を作り出す外科治療を行うこともあります。

この病気は予防ができないため、早期発見・早期治療を心がけることが何よりも重要です。

犬の心臓の病気一覧

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演