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しっぽの役割

アニホック往診専門動物病院

しっぽの役割

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犬や猫のしっぽの役割について、考えたことはありますか?人間には無い「しっぽ」ですが、実は動物同士がコミュニケーションをとるために、とっても重要な役割を果たしているのです。

<犬のしっぽの役割>

犬は、しっぽの立て方や振り方を変えることで、視覚的に相手に自分の意思を伝えています。 それでは、どんな種類があるのか見てみましょう。

・腰全体を使って大きく振る→遊びたい!

しっぽの動きが大きく、腰全体を使って動かしている場合は、飼い主やほかの犬を遊びに誘っていると考えられます。餌やおやつをおねだりするときなどにも見られるしっぽの動きです。
犬同士で遊んでいるとき、まるで喧嘩をしているように見えることがありますが、しっぽの動きが大げさなくらい激しいときには「遊んでいるだけ」であることが多いです。
また、この「遊びのしっぽ」と共に、口角を少し上げ、耳をペタッと倒したまま舌を出す「笑い」のような顔は、人間に対してだけ見せる表情で、親和的な感情から見られるものだと言われています。

・しっぽをピンと立てる→自分が優位であることをアピール

しっぽをピンと高くあげ、にらむような顔をして、耳を前方に向けている場合、相手に対して自分が優位であることを示していると言われています。この行動は、「前足を相手に乗せる」「裏返しになった相手に乗る」といった行動とともに見られることもあります。
既に、順位が決まっている犬の間で見られる動作で、確認作業として行われることが多く、そこから相手を攻撃することはあまりありませんが、稀に順位が入れ替わるときに攻撃に発展することがあります。犬歯を見せる程度に口を開き、首や背中の毛を逆立てていたら要注意です。
こういった動きが見られたら、飼い主は自分の安全に注意しながら、リードを引っ張るなどして、犬同士を素早く離すようにしましょう。

・しっぽを巻く、下に向けて揺らす→服従姿勢、または恐怖を感じている

しっぽを巻く、下に向けてゆっくり揺らすなどの動きをしているときは、服従していることを表します。服従姿勢は、無用な争いを避けるために重要な意思表示です。
しっぽの動き以外にも、相手の口の周りを舐める、お腹を見せるなどの動作が見られることがあります。また「しっぽを巻く、下に向けて揺らす」という動作は、不安と恐怖を感じているときにも見られます。しっぽを下げ、一見服従のような姿勢を取りますが、口を大きく開いたり、体を後ろにそらしたりする動作が見られ、瞳孔も開きます。また、視線を逸らすことも、恐怖を感じている証拠になります。
こうした仕草を愛犬がしている場合には、何に対して恐怖を感じているのかよく見てあげてください。そして、人や犬とのトラブル防止やストレス軽減のために、恐怖を感じる対象から、なるべく早く遠ざけてあげることが大切です。

・水平にゆっくり振る→挨拶

しっぽを水平にゆっくり振ります。お互いの距離を縮め、穏やかに挨拶をしようとしているときに見られるしっぽの動きです。
自分の緊張をほぐすために、舌で自分の鼻先を舐めたり、あくびをしたり、地面のにおいを嗅いだりする行動も同時に見られます。

<猫のしっぽの役割>

猫がしっぽを振っているイメージがあまりない方もいらっしゃるのではないでしょうか? 犬ほど種類はありませんが、猫のしっぽにもコミュニケーションとしての役割があります。

・しっぽをピンと立てる→遊びたい!

しっぽをピンと立てて相手に近づきます。とくに仔猫でよく見られます。
仔猫同士の場合、追いかけっこやじゃれあいに発展します。ひっくり返って相手を遊びに誘うこともあります。

・毛を逆立てず、しっぽをゆっくり立てる→挨拶、友好性を表す

しっぽを立てて毛を逆立てることなく、ゆっくりと近づきます。人に対してこのような仕草をしたとき、急な動きをすると、猫がビックリして引っかかれたり噛まれたりしてしまうことがあります。
このような動作で猫が近づいてきたら、動かずに通り過ぎるのを待ってあげましょう。通り過ぎるときに頬をこすりつける行動がみられることもあります。
猫同士の場合、お互いにリラックスしていると、しっぽを絡め合ったり、相手の体にしっぽで触ったりする行動がみられ、こうしたときには、友好的な関係性が築けていると言われています。

・しっぽの毛が膨らむ→威嚇、恐怖を感じている

しっぽの毛が膨らみます。瞳孔が収縮し、正面から相手をにらみつけ、口をあけて相手を威嚇します。
恐怖の感情が強いときにも、同じようにしっぽを膨らませ、怒った様子が見られますが、正面ではなく、斜めから相手に近づこうとします。

さいごに

しっぽは動物の感情がよく表れる場所です。動物の動作がどのような感情を表しているか知ることは、お散歩中のトラブル防止や動物のストレス軽減に役立ちます。 また、愛犬・愛猫の気持ちを知ることで、より深い信頼関係を築けるようになります。
是非とも日頃から「しっぽの動き」を意識してみてくださいね。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演

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