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猫がマーキング習性でおしっこをする原因と対策

アニホック往診専門動物病院

猫がマーキング習性でおしっこをする原因と対策

猫のマーキング習性

猫がおしっこや顔を擦り付けるのは、マーキングという習性が強く影響しています。 元々野生動物だった猫には、自分の縄張りや所有権を臭いで主張するマーキングという行動が今も残っています。 顔をすり寄せてくる程度ならばまだ可愛いものですが、マーキング行動の中でも「スプレー」と呼ばれるおしっこをかける方法は、臭いも強く室内も汚れてしまい大変厄介です。 特に室内で行われると少々厄介ですよね。 しかし猫も好きでやっているわけではなく本能で行ってしまうので、何も対処をしなければ何度もスプレー行動をしてしまいます。 そのスプレーをやめさせる方法はどんなものがあるのでしょうか。

マーキングにも種類がある?

猫などの野生動物には「マーキング」と言って自分の臭いを付着させ、縄張りを主張する行動をする動物が多数存在します。 その多くが「同種・多種の生物の縄張り侵入防止」という意味合いがあります。 自分が住んでいる場所が安全であるように「ここは私のテリトリーですよ!」と主張し、他の生き物に警告することで無用な争いを避ける意味合いがあるのです。 人間にとっては自分の物や家に名前を掲示する「名札」「表札」が一番近いでしょうか。 このマーキングには種類があり、自分の頬や体を擦り付けたり、おしっこをする「スプレー」やうんちをする「ミドニング」 さらには「爪研ぎ」と一緒に行うマーキングなどの方法があります。 特にスプレーとミドニングは生理現象とは全く目的が異なるマーキング目的の行動で、猫は本能でこの行動を行ってしまうのです。 スプレーか普通におしっこをしてしまったかは行動とおしっこをした場所で分かります。 スプレーはおしりを向けて尻尾を上げ噴射しますので、壁におしっこがかかります。 一方通常のおしっこは床に水たまりを作るので、マーキングかどうかは一目瞭然です。

猫のスプレーの原因は発情期やストレス

猫がマーキングをするのは自分の縄張りを主張する意味合いがあると前述しましたが、それにも様々な要因があります。 特に多いスプレーの原因が、「発情期による性的なスプレー」と「ストレスなどの不安・不満によるスプレー」です。 スプレーは雄猫が多くするのですが、その要因がこの発情期です。 発情期になると雄猫は雌猫に自分をアピールし、発情中の雌猫を誘惑して惹き付ける効果があるのだとか。 「ここに立派な雄がいるぞ!」とアピールする本能での行動のため、この場合はなかなか対処が難しいと言われています。 ストレスなどが原因のスプレーは、生活環境への不満が主な原因となっています。 引っ越しなど環境が変わったり、食事や居住スペース、飼い主への不満が溜まってしまうとし始めてしまいます。 また、猫を多頭飼いしている場合は同居猫との確執が原因の可能性もあります。 このようにスプレーをしてしまう原因はどちらも「本能的なもの」であることが分かりますね。

スプレーをやめさせるには?

猫のスプレーは本能的なもの。人間が人を好きになって告白したり、ストレスを感じて発散しようとすることと同じです。 では、どのような対策をしたらいいのでしょうか。 発情期に見られる性的なスプレーは、基本的に虚勢をすれば治ることが殆どです。 発情期の「ホルモンの働き」によって行われる行動なため、虚勢をすることで抑えることが出来るわけですね。 しかし、100%治るわけではなく、猫によっては虚勢を行っても治らない場合もあるのだそう。 またストレスによるスプレーの場合は、その原因を排除しなければスプレーは止まらない場合が殆どです。 猫のご飯や家具などはお気に入りのものなのか、私たちの家族構成や新しいペットを飼い始めていないか、しっかり構ってあげているか、などをチェックしましょう。 これらの対応でどうしても治らない場合は、獣医師など猫に詳しい方に相談したり、 ペット用の消臭剤などで猫が反応している臭いを消すなどの方法を試してみてはいかがでしょうか。 このように根本的な解決方法はなく、しつけなどでも治すことが難しいスプレーによるマーキング。 猫のことをしっかりと理解し、何が原因で行っているのかを探って、猫と向き合っていきたいですね。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演

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