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ロシアンブルーの鳴き声がうるさい、よく鳴く理由とは?

アニホック往診専門動物病院

ロシアンブルーの鳴き声がうるさい、よく鳴く理由とは?

そもそもロシアンブルーの性格とは?おしゃべり好き?

ロシアンブルーは頭がよく、愛情深い性格といわれています。 その裏返しとして、飼い主以外には警戒心が強く、環境の変化にストレスを感じるといった、感受性が強い面もうかがえます。 「サイレントキャット」という言葉を御存知ですか? ロシアンブルーはこのあまり鳴かない、うるさくないネコの代名詞である「サイレントキャット」といわれることが多い猫種の代表格です。 ロシアンスマイルといわれる、口角の上がった常に微笑んでいるような顔立ちからは、大声よりも、意外にも小さな“ミャウ”という声や“無言の笑み”と思われるような「声になっていない声」を発することが多いです。 おしゃべり好きという話はめったに聞かないロシアンブルー。 高貴なイメージに加え、飼い主に対し献身的に愛情を見せる性格を理由に、日本ではとても人気の猫種です。 日本のように住宅環境が密な私たちにとっては、一般的に物静かで頭の良いロシアンブルーは、ご近所迷惑も考えなくてすむ。飼いやすい猫種といえます。

ロシアンブルーの鳴き声はうるさい?小さい?

「サイレントボイス」「サイレントミャウ」という言葉が、ロシアンブルーの声質を表すときによく使われます。 声にならない声、口だけを開けて鳴いているふりをしているように見える行為のことです。人間には聞こえないけれど、ネコ同士には聞き取れる周波数で話しているといわれています。 ロシアンブルーは基本的にはあまり鳴かない、他の猫種に比べて鳴き声が小さいといわれる寡黙な種族なのです。 しかし「ロシアンブルーはよく鳴く、声が大きい」とのうわさは、根強く残っています。 なぜ、「ロシアンブルーがうるさい」という、うわさが立ってしまったのでしょう。 実は、ロシアンブルーはシャムネコを交雑して、品種改良が進んだ猫種である、ということがあります。 ロシアンブルーは、ロシアのアルハンゲル島が原産の種族ですが、19世紀中ごろにイギリスに渡って以来品評会に出されるような有名な猫種になりました。 しかし第二次世界大戦の影響などで、一時絶滅の危機に陥ります。 ブリティッシュ・ショートヘア(アメリカン・ショートヘアの原種)の毛色がブルーの系統やシャムとかけ合わせることで、現在の生息数にまで回復していったのです。 シャムといえば、おしゃべりで声が大きい猫種の代表格です。 品種改良の中でシャムネコの血統は劣勢遺伝となっているはずなのですが、潜在的にはロシアンブルーも大きな声で鳴く遺伝子を持っているということになります。 もしロシアンブルーがどうしてもたくさん鳴く必要に迫られた場合、大声を出す可能性はないわけではありません。 しかし、ロシアンブルーは静けさを好み、自己主張するよりは、警戒が解けるまで自分が隠れて危険を避ける方を選ぶ性格です。 実際に飼い主の声を聞いてみると「ロシアンブルー自身が“うるさい”」というケースよりも、「周りが“うるさい”からロシアンブルーが逃げ出した、隠れてしまった」というケースの方が多いようです。 やはり、小さい声や「サイレントミャウ」の方がロシアンブルーの本質で、もし大声を連発するようならば、本猫の資質以前に、何か原因があるかもしれないと考えるべきでしょう。

ロシアンブルーの子猫はよく鳴くの?

ロシアンブルーの子猫は、他の猫種に比べて、あまり鳴かないといわれています。 それでも寂しいとき、おなかがすいたときは子猫らしい「ピャー」というようなかわいい声は、聴かせてくれます。 ただ、他の猫種より特に警戒心が強く、人見知りをする性格の子が多い、といわれているのは本当です。 販売される血統書付きの子猫の多くは、十分に長く母猫と暮らせていない場合が多い、という事情があります。 社会性を身につけるべき生後数週間の時期に、母猫や兄弟猫と十分に交流していなかった子猫は、飼い主との距離感がつかめず、むやみに警戒したり寂しがったりして、ストレスをためてしまうこともあるでしょう。 そういった子猫は、ロシアンブルーに限らず、気性が荒くなったり、コミュニケーションの方法が分からず、よく大声で鳴いてしまったりする可能性があります。 まずは時間をかけて十分に愛情を注いであげれば、自然とおさまるケースが多いでしょう。 ポイントは「大声を出さなくても、ちゃんとそばにいるよ」ということを伝えることです。 しかし、まんべんなく甘やかす、というわけではありません。 トイレや爪とぎ、危険物質をかじらない、などの最低限のルールを守らない、飼い主や他猫に対し、血を見るような攻撃をする このような時にはしつけが必要です。 肝心なのは「声を荒げないこと」 ロシアンブルーと飼い主、互いに大声合戦になっては良くありません。 このような、守ってもらいたいルールについてしつけを施す場合、冷静に叱って、あとは無視する…ケージや無人の部屋などに隔離するなどするとよい、といわれています。 クールダウンさせることと、「大声で主張してもダメだし、つまらない結果しか待っていないよ」ということを理解させるのが目的です。

ロシアンブルーなのにうるさい、よく鳴く理由とは?

ロシアンブルーはおしゃべり好きとはむしろ正反対。通常ならば「ミャウ」という小さい鳴き声や、人間にとっては無音の口パクの鳴き方が多い猫種で、「ボイスレスキャット」と呼ばれることもあるくらいです。 よほどの多頭飼いで争いごとでも頻発しない限り、寡黙さを発揮して、ご近所に迷惑をかけるような騒ぎを起こすことはないのですが…。 もちろん、ネコにもそれぞれ個性がありますから、よく鳴く子もいるかもしれません。まずは、ロシアンブルーの本質は物静かである、ということをふまえて、ゆっくり原因を考えて解決していきましょう。

去勢・避妊手術のすすめ

まず、基本的なことですが、去勢・避妊手術をしていない子は、やはりにぎやかな性格を残していることが多いです。 発情期を迎えてしまうと、「おらぶ」などといわれるさかり声をあげて、異性に振り向いてもらおうと大騒ぎします。その姿は普段の性格とは大違いで、見ていて切なくなるくらいです。 特に交配を目的としているわけでもない限り、余計な体調のトラブルを解消するためにも、手術は前向きに考えましょう。

環境に対するストレス

次のような要因が、ロシアンブルーが大騒ぎする可能性として、考えられます。

ストレスになりそうな例

  • 引っ越しや部屋の模様替え
  • 人間の家族の増減(飼い主のご結婚、ご出産、独立など)
  • ネコの家族の増減
  • ネコ同士のケンカで負けてしまった
  • 飼い主の不在時が多く、愛情不足である
  • 猫トイレの掃除が行き届いていない、お気に入りの毛布がない
なんといっても、ロシアンブルーにとって最もストレスとなるのは「環境の変化」です。頭が良いので、変化に敏感でなかなか受け入れがたく、傷つき、ストレスを感じてしまうのですね。 また、意に沿わない多頭飼いについては、反対する頑固さを発揮する可能性もあります。ロシアンブルーは別に多くを望むわけではなく、飼い主の愛情、そして「現状維持」を好む猫種なのです。 突き詰めていくと、飼い主との愛情たっぷりな「マンツーマン」を望んでいるわけです。それがかなえられなかった時、ロシアンブルーといえども、ストレスからよく鳴くようになってしまうかもしれません。

ロシアンブルーが鳴く時の対処法とは?

猫種の中でも特に飼い主に対する愛情を抜群に示してくれるロシアンブルー。 もともと「サイレントミャウ」な猫種であるロシアンブルーが声を大にして主張するということは、飼い主に対応してもらいたい原因があると考えるべきです。 基本的に静かで温厚なロシアンブルーがうるさいくらい鳴くとしたら、原因はどんなことがあるでしょうか。

物理的な不満

猫トイレが汚い、水飲みがカラ、いつもの場所に邪魔なものがある…などの物理的欲求を、大鳴きで主張することがあります。 出来る限りはネコの意に沿うように清潔な便利さを確保してあげましょう。お気に入りの布団やハコなどは、一気に交換や洗濯はしないように、徐々に対応します。 ただ、トイレ・ハイといって、排尿・排便をしたあとに興奮したり大声で報告したりする傾向にあるのは、どの猫種にも共通するクセですので、多少は大目に見てあげてください。

社会生活の不満

飼い主の愛情が自分に向いていない、自分のテリトリーが侵害されている、他の飼いネコとの仲がうまくいかないなどのストレスを抱えている場合、大声で自己主張したりします。 ロシアンブルーは飼い主の愛情を独占したい、排他的な性格を持つ子が多い猫種ですので、多頭飼いをするときには気を付けてあげましょう。 トイレの数や置き場所も大事ですね。 テリトリーについては、コンパクトでも上下運動のできるキャットタワーや、お一人様専用というようなケージを用意することをお勧めします。 わがままは増長させるべきではありませんが、性格を踏まえたうえでのロシアンブルーとの同居が肝心です。

体調不良

頭がいいロシアンブルーは、体調不良を隠さずに意思表示してくれることもあります。「うるさい」と思う前に、鳴き方に異常がないか、是非察知してあげましょう。 発情期でもなく、他のネコなどとの軋轢もなく、トイレも水も整っているのに…という時には、まず愛情の不足を訴えているのかなと疑って、優しくかまってあげてください。 それでも改善しない場合は、獣医さんに相談し、プロの手を借りることも大事です。性格やしつけの問題だけではなく、体の不調が発見されるかもしれません。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演

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