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ロシアンブルーのオッドアイの値段、性格、リスクとは?

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ロシアンブルーのオッドアイの値段、性格、リスクとは?

ロシアンブルーのオッドアイとは?幸運を呼ぶ?

光沢のあるシルバーブルーの被毛に、エメラルドグリーンの瞳が特徴のロシアンブルーにも、オッドアイの子が稀に誕生します。 オッドアイとは左右の瞳の色が異なる猫のことで、片目がブルー、もう片方の瞳の色がグリーンやブラウン、イエロー等であることが一般的です。 ちなみに、ロシアンブルーの場合はグリーンとブルーの組み合わせが通常で、筆者においては、この組み合わせ以外のロシアンブルーのオッドアイは見たことがありません。 また、イエローとブルーの組み合わせのオッドアイは、日本では昔から「金目銀目」と呼ばれており、縁起の良い猫の象徴とされてきました。 例え、原産国がロシアであるロシアンブルーの場合であっても、幸運を呼ぶと言われることに変わりはありません。 ただ、ロシアンブルーをショーキャットとして飼育をしているトレーナーの場合は違います。 オッドアイはロシアンブルーの定義であるエメラルドグリーンの瞳ではないため、ショーへの参加資格を得ることができず、欠陥品とされてしまいます。 オッドアイは神秘的で美しい瞳ですが、この様に血統書を持った猫としては不完全な猫なので、万人に歓迎されるわけではありません。

ロシアンブルーのオッドアイに生まれる確率とは?メカニズムを解説!

インスタグラムやティックトックを閲覧すると、意外にも多くの人がオッドアイの猫を飼育していますが、オッドアイの猫が誕生する確率は非常に低く、また滅多に出会える猫ではありません。 それでも何故、オッドアイのロシアンブルーが誕生するのか、そのメカニズムと共に確率もご紹介します。

ロシアンブルーがオッドアイで生まれる確率は不明

白猫の場合、4匹に1匹がオッドアイで誕生するほど、高い確率で出会うことができますが、ロシアンブルーがオッドアイで生まれる確率は、現在分かっていません。 その理由としては、ロシアンブルーがオッドアイで誕生しても、ブリーダーが知人や友人に譲渡したり、商品として世に出さなかったりするためです。 日本ではロシアンブルーに限らず、オッドアイの猫は縁起が良く美麗なため人気がありますが、それでもペットショップ等にオッドアイの猫が滅多にいないのは、オッドアイが生まれるメカニズムに秘密が隠されています。

ロシアンブルーのオッドアイが生まれるメカニズム

ロシアンブルーに限らず、猫がオッドアイで生まれる理由は諸説あり、最も有力視されているのは、虹彩異色症と呼ばれる先天的な遺伝子疾患と言われています。 猫の目の色は、猫の被毛の色を決める色素細胞の量で決まっており、この色素細胞の量が少ないと被毛の色が白くなり、瞳の色が青っぽく変化してしまうのです。 つまり、色素細胞の極端な欠乏により、オッドアイの猫は誕生します。 さらに、オッドアイの猫は瞳の色がブルーの方の耳が正常に機能しておらず、聞こえにくいです。つまり、青い瞳の猫は難聴ということです。 オッドアイはとても美しい容姿をしていますが、障害を抱えているため、素人が飼育するには手に負えない事情があるので、あまり世に出回りません。

ロシアンブルーのオッドアイの特徴、性格とは?

オッドアイによる性格の変化はありません。 オッドアイのロシアンブルーも、エメラルドグリーンの瞳を持つロシアンブルーと変わらず、飼い主に忠実で、シャイな性格をしています。 性格については、他の品種のオッドアイであっても変化はありません。 ただ個体差によっては、穏やかな子もいれば、天真爛漫な子もいますが、その確率もオッドアイでない猫と変わりません。 またオッドアイの猫は難聴で視覚もあまり優れていないので、ロシアンブルーの身体的特徴である運動能力の高さはあまり見受けられません。 一般的なロシアンブルーは、カーテンレールや三階建てのキャットケージ程度の高さであれば、一蹴りで跳び乗ることができます。 しかし、オッドアイのロシアンブルーの場合は、無理に跳び乗ろうとはせず、一歩一歩確実に登ろうとする子が多いです。 またロシアンブルーは別名「ボイスレスキャット」(鳴かない猫)と呼ばれているのですが、身体的障害から不安によって鳴くことがあります。 但し、これは後天的にオッドアイになったロシアンブルーの子に多いです。 オッドアイは一般的には先天性によるものが多いのですが、事故や病気、喧嘩等を理由に後天的にオッドアイになる猫もいます。 この様な猫たちは今まで見聞きしてきた世界と、今ある世界が異なるため、不安を感じて鳴いてしまうことがあります。そのため、飼い主さんによる心のケアが必要です。

ロシアンブルーのオッドアイに病気のリスクはある?短命って本当?

ロシアンブルーに限らず、オッドアイの猫は遺伝子異常という障害をもって生まれているので、一般的な猫に比べると病気のリスクが高いです。 以下では、オッドアイのロシアンブルーが掛かりやすい病気を3つご紹介します。

1.視覚障害

ロシアンブルーをブリーダー等から購入した場合、まず注意点として視覚障害について説明を受けます。 なぜなら、オッドアイの猫は30~40%の高い確率で視覚障害を引き起こすからです。 視覚障害を起こす主な理由は、色素細胞(『メラノサイト』ともいう)が欠乏し、必要量の色素が足りず、目の色だけでなく、視覚にまで影響を及ぼしてしまうためです。 ちなみに、視覚障害を起こすのは主に青い目であり、その他の色をしている側の目は一般的なロシアンブルーと同じ様に視覚が機能しています。

2.遺伝子異常

オッドアイの原因は、遺伝子異常によって起る虹彩異色症という遺伝子疾患によるものです。 そのため、オッドアイのロシアンブルーを用いて繁殖を行うと、その疾患が新たに生まれてくる子猫にも受け継がれる可能性は、通常のロシアンブルーに比べて非常に高くなります。 実際に現存する『コーニッシュレック』というさざ波のような被毛が特徴のイギリス原産の猫がいますが、この猫は特有の被毛を持った猫として品種改良が行われました。 その際、さざ波のような被毛を固定化するため、近親による繁殖が行われ現在にいたります。 このように、ある特定の特徴を持った猫同士を交配させると、その特徴が定着されることがありますが、オッドアイは遺伝子疾患なので、オッドアイの猫をたくさん繁殖したいという理由で交配をさせるのは危険です。 猫に関する知識がある善良なブリーダーであれば、オッドアイの猫を交配に利用したり、オッドアイの猫同士を交配させたりすることは決してありません。

3.難聴

猫は本来、人間より広い範囲の音をキャッチすることができます。 しかし、オッドアイの場合は、人間と同等、もしくは聴こえにくので、物音がしても別の場所を振り向いたり、反応を示さなかったりすることがあります。 飼い主さんによっては、その様な行動を取る飼い猫を「天然」と称することがありますが、これはその猫の性格ではなく、障害であることを理解した上で付き合ってください。 現在では完全室内飼いで猫を飼育している飼い主さんが多いので、難聴による被害や命の危機は滅多にありません。 しかし、外飼いや半室内飼いをしているオッドアイのロシアンブルーの場合、外出先でトラブルに巻き込まれることがあります。 オッドアイの彼らは耳が正しく音を認識できないため、トラブルに対して迅速に反応することができず、事故に巻き込まれてしまうケースが少なくありません。 ロシアンブルーに限らず、オッドアイの猫を飼う場合は、室内から外へ出さないことをオススメします。

ロシアンブルーのオッドアイの値段はどれくらい?

一般的なロシアンブルーの子猫は10~20万円程で取引されますが、オッドアイのロシアンブルーは「5万円程度の安値で取引される」「値を付けずに知人・友人に譲渡される」「自身が世話をする」等となるケースが多いです。 それは、ロシアンブルーがオッドアイで誕生した場合、ロシアンブルーの定義から逸脱しているため、不完全なロシアンブルーとして扱われるためです。 特にロシアンブルーをショーキャットとして繁殖しているブリーダーの場合、オッドアイのロシアンブルーはショーに参加できないため、低価格で卸すことになるでしょう。 ただし、ペットショップや販売をメインに繁殖をしているブリーダーの場合、オッドアイのロシアンブルーは愛玩猫として飼育する一般家庭では希少価値があるため、生後3ヶ月を過ぎた子猫でも15万円以上の高値で販売されることもあります。

ロシアンブルーのオッドアイを買う方法とは?

ロシアンブルーのオッドアイはとても希少なので、ペットショップで巡り合うのは、よほど幸運でない限り難しいでしょう。 そのため、ロシアンブルーのブリーディングをしている猫舎またはペットショップと連絡を取り、予約をするのが最も確実な方法です。 ただ、ロシアンブルーに固定してオッドアイを求めると、いつ出会えるか分からないので、予約を断られる場合もあるので、注意してください。 また、もう一つの手段は、里親募集をしている団体または個人から引き取る方法です。 猫の里親を募集している人はとても多く、地方でも譲渡会が開催されることが多々あります。 また、ネットで「猫 里親募集」と検索すると、譲渡会では出会えない好みのタイプのロシアンブルーを見つけ出すこともできますよ。 ただし、ボランティア団体から引き取る場合は、それまでのお世話に掛かった費用や予防接種、去勢・避妊の手術費等を請求され、家族構成の調査や定期的な自宅訪問等がある場合があります。 そのため、猫の終生、そのボランティア団体との付き合いが続くケースもあるので、予備知識として覚えておくと良いでしょう。 オッドアイをもつロシアンブルーが世に出回ることは滅多にないので、とても希少性があります。 ただ、世に出回っていないのは、単純に誕生しにくいという理由だけでなく、オッドアイが疾患であるということを忘れないでください。 とても優美で魅力あふれるロシアンブルーのオッドアイですが、本来はエメラルドグリーンの瞳が美しい品種です。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演

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