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スコティッシュフォールドの子猫を飼う前に知っておくべきこととは?

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スコティッシュフォールドの子猫を飼う前に知っておくべきこととは?

スコティッシュフォールドの子猫の育て方とは?

スコットランド(イギリス)の代表猫でもあるスコティッシュフォールドは、歴史のある猫種です。クリクリとした目と丸い顔や丸みのあるがっしりとした体格、折れ耳などの他の品種の猫には無い独特なが特徴があり、短毛と長毛の2種類のスコティッシュフォールドがいます。 折れ耳の可愛さが人気の理由の一つでもありますが、折れ耳である事が「遺伝疾患ではないか」という健康面の心配をする専門家もおり、猫種としての登録や繁殖を中止した事がある歴史があります。 スコティッシュフォールドの懸念されている遺伝疾患を少なくするために、スコティッシュフォールドの研究が行われました。 長いスコティッシュフォールドの研究の結果、アメリカンショートヘアやブリティッシュショートヘア、エキゾチックショートヘアなどの猫種と交配をする事で遺伝疾患による影響を小さくできる事がわかりました。 現在では、猫種として登録もされており、人気の高い猫種となっています。 しかし、他の品種の猫と比較して遺伝疾患が起こりやすい猫種ですので、健康管理には注意をして飼育をする必要があります。 ここでは、そのような他の品種の猫とは違った特徴のあるスコティッシュフォールドの子猫の育て方について解説を致します。

スコティッシュフォールドの特徴

子猫に限らず、スコティッシュフォールドを飼育する前に特徴や飼育の注意点を理解しましょう。 スコティッシュフォールドの「スコティッシュ」は「スコットランドの」という意味で「フォールド」は「折れ曲がり」という意味です。 「スコットランドの折れ耳の猫」という意味になりますが、耳が折れている見た目から名付けられました。 他にも、独特な見た目から「テディベア」や「フクロウ」とも呼ばれています。 また、耳が立っているスコティッシュフォールドは「スコティッシュストレート」と言います。 実は、産まれてくるスコティッシュフォールドの約3割程しか耳が折れていないため、折れ耳のスコティッシュフォールドは希少です。 スコティッシュフォールドは生まれてすぐに耳が折れている訳では無く、生後3週間から1ヵ月くらいの時期に耳が折れ始めると言われています。 現在も折れ耳について原因や健康への影響についてハッキリと解明されていませんが、折れ耳は「骨軟骨異形成」という遺伝疾患による病気と言われています。 しかし、それ以外の健康面には問題が無く、元気に長生きをするスコティッシュフォールドもいるため、健康への影響については個体差がある事しかわかっていません。 また、スコティッシュフォールドには特徴的な座り方があり、お尻を床について腰を抜かしたようなおっさん座りをするため「スコ座り」や「おっさん座り」と言われています。 スコ座りをする姿も人気の理由の一つでもありますが、そのような座り方をする理由も、遺伝疾患による腰や関節の形成不全のためと考えられています。 このような遺伝疾患を持つスコティッシュフォールドについて、専門家や猫愛好家などは様々な見解に分かれています。 スコティッシュフォールドの体格は中型(セミコビー)タイプで、体重はオス約4~6kg、メス約2.7~4kgです。子猫のスコティッシュフォールドの場合は、約1~1.2kgと成猫になるまでに約2倍に成長をします。 そのため、成長期である子猫の時期の食事や健康管理はとても重要なので、子猫を飼育する場合は飼育上の注意点をしっかり理解しましょう。

スコティッシュフォールドの子猫の性格

スコティッシュフォールドの独特な個性ある見た目が人気の理由の一つでもありますが、とても温厚で賢い性格をしている事も人気の理由です。猫は鳴き声をよく発しますが、スコティッシュフォールドは鳴き声が少ないとも言われています。 飼い主に忠実で飼い主が大好きな子が多く、家の中でも飼い主の事をよく観察をしていたり、飼い主の側にいたがる甘えたな性格が人気の理由の一つです。 とても頭が賢く物覚えが良いので、犬のようにおもちゃを咥えて持ってくるなどの芸を覚える事ができる子もいます。 賢いが故に、飼い主のしている事をじーっとよく観察をしているため、扉の開け方を覚えたり、餌やおやつの保管場所を覚えて開けてしまうなんて事もあります。 子猫のスコティッシュフォールドは成猫のスコティッシュフォールドと比べて子猫らしい元気のある遊び好きの性格をしています。 好奇心旺盛なので、子猫のスコティッシュフォールドを飼育する場合はおもちゃなどを使ってたくさん遊ばせてあげましょう。 また、他の猫や動物、子どもとも仲良くできる友好的な性格なので、多頭飼いや子どもがいる家庭にもおすすめです。 一人でお留守番をする事も得意なので、一人暮らしの家庭にも飼いやすく、環境の変化に動じにくい性格のため転勤などで引っ越しが多い家庭にもおすすめの猫種です。

スコティッシュフォールドの子猫の食事量

前述でご説明した通り、スコティッシュフォールドは遺伝疾患が起こりやすい猫種です。 スコティッシュフォールドを飼育する場合は、健康管理をしっかり行う必要があります。その健康管理の中でも「食事」はとても重要です。 子猫の時期から栄養バランスが良く栄養価が高い食事を摂る事がとても大切です。 子猫の時期から高たんぱくな食事やグルコサミンという成分が入った食事を与える事で遺伝疾患を起こしにくいという研究結果も出ています。 特に子猫期は成長期で、生後1歳の成猫になるまでに急激に成長する大事な時期です。与える食事量や必要栄養素は時期により異なります。 子猫の時期別に必要な食事や量について解説を致します。

「哺乳期」生後3週間まで

他の品種の猫と変わらず、猫用のミルクを与えましょう。猫用のミルクの作り方や量は、ミルクのパッケージに記載されているものを参考にして与えましょう。

「離乳期」生後3~8週間まで

ミルクを卒業して離乳期になるため、初めは食べやすい柔らかいウェットタイプのキャットフードを与えましょう。 ウェットタイプのキャットフードに猫用のミルクを加えると良いでしょう。 ウェットタイプのキャットフードに慣れてきたら、固形のドライタイプのキャットフードに切り替えます。慣れている味であるミルクを加えて柔らかめにして水分量を次第に減らしていき、生後8週頃にはドライタイプを食べれるように段階を踏んでいきます。 餌の量は、成猫になるまでは「食べ過ぎ」にはなりませんので、生後6ヵ月までは欲しがるだけたくさんあげて、たくさん遊ばせて運動をさせましょう。 成猫以降は食事の量を守って適正体重を維持する必要がありますが、子猫はたくさんのカロリーと栄養を必要とするので、多少食べ過ぎても太り過ぎる事は無いでしょう。 他の品種の猫と比較してスコティッシュフォールドは運動量がやや少ないため、おもちゃなどを使って運動をするようにしましょう。

「成長期」生後8週間~生後1歳まで

ドライタイプのキャットフードに慣れてくると、更に運動量が活発になってエネルギーを必要とします。 成猫の約2倍の量の食事を与えましょう。運動量や成長のスピードにより個体差はありますが、生後1歳の成猫になるまでに成猫の食事量に近づくように調整をしていくと良いでしょう。 生後1歳までの子猫の適正な食事量は「猫の体重×100~200kcal」です。 キャットフードの種類によってカロリーや適切な量は異なるので、与えるキャットフードのパッケージに記載されている量やカロリーを確認して、その子の体重や運動量にあった量を与えましょう。

スコティッシュフォールドの子猫の飼育で必要なもの

子猫を飼育する上で、必要なものを揃えてから迎え入れましょう。ここでは、用意するものについて解説を致します。

用意するもの

  • キャットフード、水
  • 食器
  • トイレ
  • トイレの砂、シート
  • 爪とぎ
  • お手入れグッズ
  • クッションなどの寝床グッズ
時期にあった種類のキャットフードと水、キャットフードと水を入れる食器を用意しましょう。食器の材質は重さがあって安定感のある陶器がおすすめです。餌がこぼれない程度の浅めで口広タイプの食器が食べやすいでしょう。 トイレとトイレ砂の種類は、たくさん販売されていますが、猫によって気に入るものが異なります。気に入らないトイレの場合、粗相やトイレを我慢して膀胱炎や腎臓病の原因になる事もあります。 大容量の業務用は安いですが、気に入るか分からないため、始めからは少量のものを購入して様子を見て決めると良いでしょう。 爪とぎや爪切り、ヘアブラシ、シャンプーなどのお手入れグッズも揃えましょう。毛のお手入れは「毛球症」という病気などの予防になります。 お手入れは健康管理にとても重要なので、その子に適したお手入れグッズをみつけて定期的にお手入れをしましょう。 また、子猫は特にクッションなどの寝床グッズがあると安心する事ができます。 子猫が快適に暮らせるように、必要なものを揃えて迎え入れてあげましょう。

そもそもスコティッシュフォールドの子猫の里親になるには?

丸い顔やクリクリとした目で愛くるしい見た目に魅力を感じて「スコティッシュフォールドを飼いたい」という人が多いでしょう。 スコティッシュフォールドの子猫を入手するには様々な方法があります。 多くの人はペットショップで買う事を想像するでしょう。しかし、ペットショップ以外にも「里親」として迎え入れる方法があります。 ここでは、スコティッシュフォールドの里親について解説を致します。 里親になる方法として、保健所(動物愛護センター)や猫を保護するボランティア活動をしている団体や保護猫カフェ、インターネットのサイトなどがあります。 保健所はお住まいの地域にある保健所にスコティッシュフォールドの子猫がいるかどうか問い合わせをすると良いでしょう。 保健所から譲り受けて里親になる場合は、年齢や収入、在宅時間などの条件があります。地域の保健所によって条件は異なるので、お住まいの地域の保健所へ確認をしましょう。 猫を保護するボランティア活動をしている団体や保護猫カフェなどはインターネットで検索をして問い合わせをすると良いでしょう。 最近では、保護猫カフェといった保護された猫と触れ合いながらカフェを楽しみ、気に入った猫がいた場合、里親になる事ができる里親募集をしながらカフェの経営をしているお店も人気です。 実際に猫と触れ合う事ができて、相性を確かめる事ができるメリットがあります。 インターネットの里親募集サイトやSNSを通じて里親になる事もできます。その場合は、実際に会うまでは信頼性が低いため、しっかりと見極める必要があります。 悪質な里親募集詐欺などがある事も事実ですので注意しましょう。 どのような方法でも、スコティッシュフォールドの子猫の里親募集がある場合は、きちんと説明を聞いてお互いが納得をしてから取引をしましょう。 迎え入れる前に、その子の特徴や性格、性別、病気の有無、去勢・避妊手術やワクチン接種済みなのかどうか等の猫の情報を得てから譲り受けましょう。

スコティッシュフォールドの子猫をブリーダーから譲り受けるには?

ブリーダーから譲り受けるには、まず希望のスコティッシュフォールドの子猫がいるかどうかブリーダーに問い合わせをしましょう。 インターネットでブリーダー検索サイトなどを利用して、いくつかのブリーダーを比較して決める事をおすすめします。 希望する毛色などの見た目や性格などがある場合は、希望のスコティッシュフォールドの子猫がいるかどうか問い合わせをして、実際に見学をしましょう。 「こんな子がいい」という希望があっても、実際に対面する事で一目惚れをする事や考えが変わる事もあります。 猫と飼い主との相性もありますのでしっかり相性を確かめ、多頭飼いとなる場合は先住の子との相性も確認をしましょう。 ブリーダーによっては出張サービスがある場合もありますが、猫にとっては移動時間が負担になってしまうため、普段の姿を見れないというケースもあります。可能な限り自分から見学へ行きましょう。 しっかりブリーダーから説明を聞いて、ブリーダーと迎え入れる猫が決まったら、予約金を支払って譲渡日を決めるという流れになります。 その子の特徴や性格による注意点や飼育方法、ワクチン接種、去勢・避妊手術の事などを確認をして、取引に必要なものの準備をしましょう。 様々なブリーダーがいて、どんなブリーダーが良いのか分からないという方は、スコティッシュフォールドの子猫の専門のブリーダー検索サイトを利用すると良いでしょう。

子猫のブリーダー検索サイト

https://scottish-fold.koneko-breeder.com/ スコティッシュフォールドの子猫を専門とするブリーダーを検索するサイトです。口コミや過去の取引実績を見る事が出来たり、評判の良いブリーダーなども紹介されています。 希望の毛色や価格などからも検索する事ができ、とても便利なサイトで人気があります。

スコティッシュフォールドのブリーダーの見極め方とは?

スコティッシュフォールドの子猫のブリーダーを探すにあたり、どんなブリーダーが良いのかどうか見極める必要があります。 中には、悪質なブリーダーがいるのも事実なので、安心して取引ができるようにしっかりと見極めましょう。ここでは、ブリーダーの見極め方について解説を致します。 遺伝疾患を起こしやすい猫種ですので、どの猫種との交配をするかによって誕生するスコティッシュフォールドの健康に大きく影響するため特にスコティッシュフォールドのブリーダーには注意が必要です。 ブリーダー探しで重要な事は「見学・訪問可能かどうか」です。 しっかりとしたブリーダーは見学・訪問可能で直接対面し、質問にもきっちりと答え詳しく説明をしてくれるでしょう。血統書やワクチン接種などの証明書の提示をしてもらえるとより安心です。 また、見学時に衛生管理や猫が暮らす環境もチェックしましょう。しっかり掃除をして綺麗な環境なのか、狭いケージに閉じ込めらていないかどうかなどを見ましょう。 子猫だけでなく親猫の健康管理や育て方も確認ができるとより良いので、親猫と子猫の両方と対面できると安心です。 ブリーダーには様々な考え方や育て方があるため、自分が納得して安心できる人を選びましょう。 「価格が安いから」というだけで決める事はおすすめしません。また「価格が高いから質が良い」という事でもありません。 ブリーダーの人柄やブリーダーの元で暮らしている猫の状態なども見て判断をしましょう。

スコティッシュフォールドの子猫の値段はどれくらい?

個性あるかわいい見た目や性格に魅力を感じて「飼いたい」という人が多く人気の高い猫種ですが、スコティッシュフォールドの子猫を買う場合、どれくらいの値段なのかについて解説を致します。 スコティッシュフォールドの平均価格は他の品種の猫の平均価格とあまり大差は無く、約10~30万円と言われています。スコティッシュフォールドに限らず、猫全体として成猫よりも子猫の方が価格が高い傾向にあります。 また、折れ耳のスコティッシュフォールドは希少のため高い値段で販売されています。耳の折れ具合によって大きく値段に差が出ます。 血統書付きの場合は更に高い値段が付きます。スコティッシュフォールドは短毛種と長毛種と毛の長さが2種類あるため、毛の長さによっても値段が異なります。 短毛種のスコティッシュフォールドよりも長毛種のスコティッシュフォールドの方が希少のため高い傾向にあります。 立ち耳のスコティッシュフォールドは10万円以下で販売されている事もあり、見た目や年齢、血統書など様々な理由で大きな価格の差があります。 立ち耳や短毛の個体は安い値段で販売されている事が多いですが、人気が無いという事ではありません。 折れ耳よりも立ち耳のスコティッシュフォールドの方が体が丈夫で遺伝疾患の心配が無いと立ち耳のスコティッシュフォールドを好む人もいます。 また、ペットショップは人件費なども掛かるため、ブリーダーよりも高い価格で販売されています。 ブリーダーの中でも価格設定は異なりますが、ペット販売店の中ではペットショップが一番高いと言われています。 血統や信頼性を重視したい場合は、ブリーダーよりも少し高いですが、キャッテリーから譲り受けると安心です。 「里親」として迎え入れる場合は、猫自体の生体代は無料です。しかし、「無料」だからと安易な考えで飼う事はやめましょう。 特にペットショップやブリーダーから飼いたいなどのこだわりが無い場合は、里親として迎え入れる事はおすすめです。 猫の飼育には、飼育費用や動物病院の費用も掛かりますので、その事もしっかり考えて決断をしましょう。 特にスコティッシュフォールドは遺伝疾患を起こしやすく病気にかかりやすい猫種なので、動物病院にかかる費用が必要となる事も覚悟しましょう。 どのような方法で、どのくらいの価格で買うとなっても、猫の命の価値はみんな同じです。迎え入れる前に、しっかり責任を持って覚悟や準備をしてから飼いましょう。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演

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