<犬がかみつく原因>
- ●相手を攻撃・威嚇している
- ●縄張りを守るため
- ●恐怖を感じて自分の身を守るため
- ●本能的な衝動(狩り)
- ●ストレスの解消
- ●遊びの延長
- ●歯の生え替わり時にむずがゆさを感じている
病気ではない場合は、しつけで改善が見込まれる可能性があります。
問題があって噛みつく場合の原因
- ●痛みがある
- ●視覚・聴覚の衰え
- ●認知症
- ●問題行動
- ●脳疾患
<対処法>
・どの部位を触ると痛がるのかを観察
痛みが明らかな場合、その原因を取り除く必要がありますが、無理に触ろうとせず、元気や食欲があるのであれば安静にして様子を見ましょう。痛みの程度によっては動物病院での治療が必要となりますので、どの部位を触ると噛みつこうとするのかを観察し獣医師に伝えるようにしましょう。
・声をかけてから犬の体に触れる
視覚や聴覚が衰えてくると他の感覚(触覚、嗅覚、味覚など)でそれを補おうとするため、過敏になっていることがあります。
・攻撃性が増す場合はすぐ病院へ
認知症や問題行動、脳疾患などは噛みつくなどの攻撃性が増すことがあります。程度によっては向精神薬などでの治療が必要な場合もありますのでかかりつけの動物病院で相談してみることをオススメします。
<猫がかみつく原因>
猫のかみつき癖に対処するには、どのような状況でかみつくのかをよく観察して「攻撃のタイプ」を明らかにすることが大切です。
攻撃のタイプは、以下の3つに分類されます。
- ●支配性が関連しているもの
- ●縄ばり(テリトリー)意識からくるもの
- ●痛みから誘発されるもの
- ●恐怖から誘発されるもの
- ●母性本能からくるもの
- ●捕食性(獲物をハンティングする本能)からくるもの
<対策>
攻撃のタイプによって、対策は異なりますが、いずれにしても、猫は犬とは違い、叱っても学習効果がありません。かみつきをやめさせるには、猫の気をそらしたり、驚かせたりするのが効果的です。
かみつき行動が捕食の本能からきている場合は、攻撃を、人からおもちゃに向けさせることができます。例えば、糸でぶら下げた揺れるおもちゃなどを使って、猫の興味をそちらにそらしてみましょう。また、猫が好んで襲いかかって来る場所を通るときや、猫が興奮しすぎたときには、おもちゃを投げて、注意をそらしてもよいでしょう。