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猫の正しい生態と習性を知っていますか?
生態と習性を知らずして猫のしつけは語れません。正しく理解することで猫のしつけは格段に上手く行くかもしれません。
1.猫は肉食
みんな、猫はなんとなく魚が好きというイメージをもっているかと思います。これは多分日本では日曜日の夜になると始まる大人気アニメのサザエさんの影響しています。猫は本来ねずみなどの小動物を食べてきた肉食の動物になります。実は魚介類は猫にとっては毒となってしまう場合もあります。魚介類を飼っている猫にあげる場合は注意をしましょう。
2.足が速い
のんびりとしている猫のイメージがあるかと思いますが、猫の足はとっても速いのです。猫が走った場合の時速は48kmまでなるようです。
3.ご飯を残すという行為
猫がご飯を残してしまうという行為は猫がご飯を嫌いとかではなくこれも野生の名残で猫は胃袋がとても小さくらには狩りに支障がでないように分割してご飯を食べているようです。残してもそのご飯が気に入らないというわけではなく、後で食べるためにとっておいているのです。
4.なんでも遊び道具にできる
猫を飼うとやっぱりおもちゃを買ってあげたいという方も多いかとは思います。しかし猫は家の中にあるもので自由に遊びまわります。ダンボールだったり、ひもや、布団、ビニール袋など自分で工夫して遊ぶことができるのです。
5.歳のとりかた
室内飼いと外飼いの猫では、歳のとりかたが違ってくるのです。14歳の室内飼いの猫は人間の年齢でいうと72歳、しかし外飼い人間年齢は120歳なのです。野生の猫の平均寿命が3〜4歳で、外で暮しているとストレスも多いし、お世話をしてもやはり外飼いの方が早く老化してしまうのです。ですので猫を飼う時にはなるべく外に出さないで室内飼いをした方が長生きしてくれるのです。
6.猫は手がかからない
やはり猫と暮らしていると犬とは違い猫は自由きままなので、ほとんど手がからかりません。そもそも睡眠時間が長いのと、起きている時間でもグルーミングや、日向ぼっこなど一人で行動することも多いのです。たまにはトイレを布団にしてしまったり、部屋を荒らしたりしますが、他の動物を飼うときの世話に比べたら、ほとんど手がからからない生き物なのです。
1.雨の日や水が苦手
猫は飴が降ってきたらいつもより元気が無くなったりするし、お風呂でシャワーを浴びせようとしたら、とても嫌がります。猫は基本的には体毛や皮膚が水に濡れることを嫌がります。この理由は、猫の祖先と言われているアフリカヤマネコが昼と夜の寒暖差が激しい沙漠出身だからなのです。ちなみに猫の体毛は、上毛、下毛の二層構造になります。しかし上毛も下毛も柔らかくて、皮脂腺から分泌された脂分が十分に行き渡らたいため水をはじきません。ちょっと濡れただけでも体を震わせるのはこのためです。
2.高い所が好き
猫は木の上、ボンネットの上、塀の上など、高い場所を好む傾向があります。この高い場所が好きという理由は、外敵に襲われる危険性が少なく、視野が広くていち早く、危険を察知できる場所を選ぼうという猫の野生の本能の作用が働いているからになります。また、ノミやダニが少ないという理由などもあるそうです。
3.首をつまむとおとなしくなる
猫のうなじをつまむとおとなしくなるという現象があります。これは母親による子獣の移動をスムーズにするという重要な意味があるそうです。母猫が子猫の首筋をくわえて移動する際に子猫は声を押し殺して背中を丸めます。この反応の裏には静かにすることで外敵の接近をかわし、じっとすることで母猫の苦労を減らすという生存確率を高めるためのメカニズムがあるようです。
4.えさを加えて移動する
野生の猫は一口では食べられないような大きな獲物を加えて移動することがあります。また、加えたものを人目につかないところに移動したりします。こうした行動から自分専用のダイニングルームで安心したいという心理が働いているのです。
5.日向ぼっこが好き
猫は日向ぼっこをするのが好きで屋根の上や、車のボンネットの上などで長いこと日向ぼっこをしている姿を見かけたりします。猫が日向を好む理由は、体温を維持するためにはある程度エネルギーを消費する必要があります。日光を浴びていると自家発電によって体温を一定に保つ割合が少なくなるのでその分消費エネルギーを浮かせることができます。日向でゴロゴロしていたら、それだけ運動によるエネルギー消費が少なくてすむといった単純な側面もあります。
6.爪をとぐのが好き
猫はよく爪を立ててガリガリと傷をつけたがります。この行動の最大の理由が、薄い層状になっている爪をはがすことで、常に新しい爪をだしておきたいという生理的な欲求になります。また、他にもくまと同じように爪で対象を傷つけてマーキングをしている、他の猫の喧嘩に巻きこまれたりした時の為に、武器として整備をしているためなどの理由があります