またやられた、、猫が脱走しないようにしつける3つの防止策

室内飼いの猫も脱走には注意

最近の猫は完全室内飼いが当たり前になってきています。

つまり猫を外に出してはいけないと言うものです。

猫が外に出てしまうと交通事故や病気、怪我など思わぬトラブルに巻き込みやすくなってしまうからです。

一度、脱走してしまい迷子になってしまい自宅に戻れなくなってしまう猫もいます。

猫の縄張りは野良猫の場合は500メートル

室内飼いの猫だと50メートル~100メートルです。

これを越えると猫は自宅に戻れなくなってしまいます。

脱走してしまって何日も帰ってこない…

こうなってしまうと飼い主さんも不安でなりませんよね。

こうなったら最初から脱走をしないように日頃から気をつけていかなければならないのですが…

そもそも脱走しやすい猫は

・発情期を迎えた雄

・元々野良猫だった猫

・外と室内両方対応できる猫がいる

ですが猫が脱走してしまったら飼い主の責任でもあります。

猫は人間が考えているよりも行動範囲が広くかなり賢い動物です。

うちの猫は大丈夫だから!と過信はいけません。

日頃から猫が脱走しないように対策を行いましょう!

万が一に備えて猫が脱走しないようにする為にどうするべきかご紹介します。

室内での脱走対策

1.家猫が窓からよく外をみている

家猫がよく窓から外を見ていて「外の景色に興味がありそう」

「外の人間をよく観察して目で追っている」ことがあります。

これは一度、外に出てしまったことのある猫がしめす行動です。

一度逃げ出した場所をを猫は覚えていますから、人間がよく出入りするドア付近場所に

居座っていたりした場合は注意が必要です。

逃げられる場所を猫は常に探します。

逃げる為の方法を学習するためジャンプをして扉を開けたりいつでも脱走のチャンスを狙います。

しかし猫は自分の縄張りから出てしまうと戻ってこれなくなってしまう事が多いのが現実です。

一度、脱走した経験のある猫は外の世界をしっていますから

日常の中で「ドアはしっかり閉める」「鍵をかける」外出するときは「ゲージにいれる」など

の注意を怠らないことです。

2.最初はゲージで飼う

子猫の時はゲージで飼うことにより脱走を防ぎます。

狭い所でかわいそう…と思う飼い主さんもいるかもしれません。

ですが、子猫の時からゲージなどの狭い空間で育て約1年間、外に出さない努力をすると

猫は自然に外に興味を示さなくなります。

ゲージで飼うならばある程度の高さのゲージを購入し猫がある程度動き回れる広めのものを

選んであげましょう。

まずは1年間、外に出さない、ゲージで育てる事を徹底的に行うことです。

3.脱走対策のフェンス

猫のジャンプ力は体長の5倍です。

ですので子供用のフェンスでは不十分なのです。

この場合、廊下全体をおおう猫用フェンスが売られています。

換気せんなどの隙間であっても猫は脱走を考えますから換気せんもフェンスで覆います。

インテリアにマッチするような物も販売されていますので探して見つけて見てください。

室外での脱走対策

1.リードをつけて散歩は危険

猫用のリードがペットショップやホームセンターなどで購入していますが外出する時に

リードをつけて外に出す方法があります。

この方法は猫にとっても飼い主にとっても大変危険です。

外の世界は室内に比べ音が大きい場所などがあります。

万が一、車の音に反応してしまい、猫がびっくりしてしまった…

だっこをしても暴れて収集がつかなくなり、結局、噛みつかれたり、引っ掛かれたり、

足に噛みついて大ケガをしてしまう事はあります。

外の世界にリードをつけて出してあげることは猫にとっても良くない事ですので

辞めましょう。

2.移動時の脱走について

猫を動物病院などにつれていこうと考えた場合…

どうしますか?

段ボールや、洗濯ネットなどに入れて連れていく方法は危険です。

安価なキャリーバッグなどもすぐに壊れるのでおすすめしません。

猫は外に出すと予想以上に暴れます。

家にいるときには出さないような声で鳴いてみたり、常に怒っている鳴き方をしたり

箱の中で想像以上の暴れ方をする猫もいたり、中には恐怖の余りオシッコをしてしまう猫もいます。

まずは外出時に猫が脱走をしないようにキャリーバッグを頑丈でしっかりとしたものを選び

最近ではリードをつなげるフックが設置されているバッグもありますので

万が一、キャリーバッグから脱走してしまったとしても簡単に捕まえられるように

二重で脱走を防ぐ事も大切です。

車の中で猫を離すのも危険ですから辞めましょう。

ブレーキの下などに潜り込んでしまい事故を起こしかねません。

3.避妊手術はかならず行う

避妊手術をした猫はサカリと言うものがなくなり行動範囲も狭くなります。

去勢をしていない猫は雄猫と喧嘩をするリスクが高まります。

去勢していない猫などは首輪をつけるなどをしましょう。

いまは住所など記載できますし、体内にマイクロチップを埋め込むことも可能です。

そういったリスクを避ける為にも去勢手術をして日頃から外に興味を示さない用に努力するのも

飼い主のつとめです。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演