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マンチカンは足が短いだけではなく一般的な猫種に比べてやや小さいのが特徴です。
その見た目通り体重も比較的軽く、適正体重は約2.3~4kgです。
オスの方が筋肉もつきやすいため体重もやや重くなりますが、飼い猫として多いアメリカンショートヘアやペルシャなどでも適正体重は約4~6kgです。
少し大きめのオスのマンチカンでも約4kgほどなので、他の猫種と比べてもその差は歴然です。
生後2ヶ月の頃は約1kgと他の猫種と変わりありませんが、3ヶ月を過ぎる頃には体重の変化が緩やかになり、1ヶ月約200gずつしか増えません。
また、1歳になった時の体重がその猫の標準体重と言われています。
マンチカンの中でも個体によって体重差が出るため何kgから肥満・痩せすぎとは言い切れませんが、一般的に言われているそれぞれの基準の目安をご紹介します。
肥満の場合は適正体重の107%を超えると肥満気味、120%を超えると肥満確定とされています。大きめの4kgのマンチカンの場合4.2kgで肥満気味、4.8kgで肥満といえます。
見た目としては下半身にあるはずのくびれが無くなる点が肥満の兆候です。また、横から見た時に明らかにお腹の面積が広く見るのも肥満の可能性が極めて高いです。
触れてみて肥満と分かるのは、腹部のやや上側の側面を触った時に肋骨が確認できるかどうかです。脂肪で肋骨が埋もれてしまい骨がどこにあるか分からない場合は肥満です。
その他にも、お腹を触った時に十分につまめるようであればそれは余分な脂肪であり肥満と認定されます。
痩せすぎの場合は頭に比べて顔や身体が小さく見えアンバランスなのが特徴です。
短毛種のマンチカンの場合は肋骨が浮き出て見えることもあり、触ると骨ばっていてごつごつとしている場合は痩せすぎです。
長毛種の場合は見た目だけでは分からないので、日頃から触って確認してあげることが大切です。よく分からないようなら動物病院で診てもらうと良いでしょう。
マンチカンは好奇心旺盛で活発ですが、足が短い分他の猫より運動できる高さなどが限られます。そのため普通にフードを与えているだけだと消費カロリーが少なく、肥満気味になることが多いです。
フードを選ぶ際はローカロリーなものを選ぶよう気を付けてあげると良いでしょう。食べる量が多い場合でもローカロリーだと飼い主も調整しやすくおすすめです。
また、猫に不必要な穀物類が使用されている場合だと内臓系に負担がかかりやすくなります。体が小さいマンチカンなので通常の大きさの猫に比べて負担も大きくなるため、グルテンフリーのフードを選ぶと良いでしょう。
短い足が可愛らしくキュートなマンチカンですが、体が小さい分体重管理にも注意が必要です。体重維持にはフード選びや運動遊びが欠かせません。
飼い主はマンチカンの体重が安定するまでしっかりと日々管理をおこない、健康な生活を過ごさせてあげましょう。