作成日: 更新日:
犬がフードを食べ過ぎてしまうと、数ヶ月のうちにかなりの肥満になってしまいます。肥満になるとさまざまな病気になりやすくなってしまったり、足腰にも負担がかかります。飼い主さんが、しっかり犬の体重をコントロールしてあげましょう。
こちらでは、食べ過ぎの原因と、どうやったら食べ過ぎを防ぐことが出来るのかを紹介します。
犬が野生にいた頃は、狩りをした獲物を食べて暮らしていました。
野生では、毎日ごはんを食べられるわけではありません。
次の獲物にいつあり付けるかも、わからないので、食べれる時にたくさん食べておくのです。
その野生の本能の名残が残っていて、犬は、ごはんの時間にはたくさん食べておかなければいけないと、必要以上にたくさんの量のフードを食べようとします。
満腹中枢が鈍い犬は満腹中枢が鈍いと言われています。満足になったと感じるまで、時間がかかってしまいます。フードをあまり噛まずに、短い時間のうちに飲み込んで食べ終わってしまうので、食べ終わった直後には満腹になったとは、まだ感じないのです。
「まだお腹が空いてるの?かわいそう。」など思わず、この子のご飯の量はこれで足りているんだ。と理解しましょう。
フードの量が足りなければ、犬はどんどん痩せていきます。
健康的な体型を維持しているのであれば、十分なフードの量を食べているということです。
フードをその子にあった量を与えていれば、栄養は十分に取れています。
定期的に体重も記録しておきましょう。
繊維質の多いフードに変えてあげる減量用のフードには、繊維質がたくさん入っているので、同じ体重でも、別のフードと比べると与える量がとても多くなります。
「これだけじゃ可哀想」と感じる飼い主さんも、与える量が多くなるので、気持ちも楽になるでしょう。
その分、うんちの量がかなり増えてしまいますので、それが嫌だという飼い主さんには適していません。
フードの与え方を変えるフードを深いお皿にいれて与えると、一気に食べ終わってしまいます。浅く広めのお皿に入れてあげると、フードの粒がバラけて、食べ終わるのにも時間がかかります。
他には、おやつなどを中に入れれるコングというおもちゃがあります。
そちらにフードを数粒入れて、時間をかけさせて食べさせるという方法もいいでしょう。
催促されても無視十分なフードを食べているのに、催促している場合は無視します。吠えたり飛びつかれても、無視し続けて下さい。
犬は、催促しても無駄だ、与えられた量のフードしかもらえないんだと、しっかり学習してくれます。
絶対に追加であげてはいけません。
フードの保管場所フードが、犬の生活している部屋に保管してあると、気になって匂いを嗅いだり、いたずらをする子であれば、袋をやぶいたり、箱を倒したり、なんとしてでも食べようとしてしまいます。
犬のフードは、別の部屋にしまうか、届かない高いところに保管しましょう。
多頭飼いの場合2頭以上一緒に暮らしていると、食いしん坊の子が先に食べ終わり、少食の子が残したフードをもらって食べてしまうこともあります。
そのような場合は、しっかりご飯が食べ終わるまでついてあげて、残してしまった子のフードは、すぐに片付けましょう。
体型が痩せてもいなく、元気な場合、フードは十分に足りています。催促するからといってフードを追加してはいけません。
犬の楽しみは、ご飯を食べることだけではありません。
飼い主さんと遊んだり、散歩へ行ったりすることで十分に幸せです。 他の楽しい遊びに誘ったりして、ごはんは催促しても貰えないんだということを、しっかりしつけてあげましょう。