犬の接触性アレルギーを解説!症状・原因・治療・予防を知る

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犬の接触性アレルギーの症状

犬の接触性アレルギー(せっしょくせいあれるぎー)とは、特定のものえお摂食することによってアレルギー反応が引き起こされた状態のことです。

症状はアレルゲンに接触した部分で痒みや発疹、脱毛、ひどい痒みのために接触部分を引っ掻く、頻繁に舐めるなどの行動も見られます。

犬の接触性アレルギーの原因

原因となる物質は犬が持つ免疫系が何に反応するかによって変わってきます。

具体的には「植物」「土」「ウッドチップ」「繊維片」「絨毯」「プラスチック」「ゴム」「革製品」「金属」「コンクリート」「シャンプー」「石鹸」「洗剤」「脱臭剤」「除草剤」「駆虫剤」「ノミとり首輪」「薬物」などが考えられ、既にアトピー性皮膚炎を発症している犬では接触性アレルギーを発症しやすいといわれています。

また、近年はアレルギーと中毒の真ん中の症状を引き起こす揮発性有機化合物(VOC)なども侮れず、常温で蒸発して気体となるVOCは主に呼吸器から体内に侵入しますが、皮膚と接触する機会もあるため、注意が必要です。

犬の接触性アレルギーの治療・予防

いくつかありますが、主に「アレルゲンの除去」「投薬(炎症を軽減するステロイドや抗ヒスタミン薬など)」「シャンプー(皮膚や被毛についたアレルゲンを物理的に洗い流す)」「生活環境の改善(ダニやホコリ、花粉やVOCの除去など)」などが挙げられます。

犬の接触性アレルギーの治療は難しく、改善が困難な病気です。

即効性のある治療薬あるわけではないので、根気よく犬と向き合い、異変に気付いたら早急に獣医師に相談するなどして、一つでも多くの改善策を考えながら付き合っていきましょう。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演