マルチーズがかかりやすい病気やケガから、性格や体の特徴なども確認していきましょう。
マルチーズの起源は明確にはわかりませんが、最も有力だとされている説は紀元前1500年頃の「マルタ島」です。マルタ島は、イタリア南部に位置する島であり、地中海での貿易の重要な拠点となっていました。そこにフェニキア人の商人が愛玩動物としてマルチーズを持ち込みました。
1300年ごろに、マルチーズはイギリスへと普及し、ヴィクトリア女王をはじめとする多くの王室の人々や上流階級の人々に愛されるようになりました。上流階級の貴婦人の間で膝におとなしく乗ってくれるかわいらしい「抱き犬」として広まりました。これがマルチーズが「犬の貴族」と呼ばれている起源です。
その後、マルチーズは1950年代に日本にやってきて、現在に至るまで凄まじい人気を誇っています。
マルチーズの大きさは、体高が20~25cm、体重2~3kgで、超小型犬に分類されています。
マルチーズは、とても素直で落ち着きがる温厚な性格です。飼い主の言うことをよく聞き、飼い主と一緒に生活することを好む、愛玩犬としてとても愛される性格です。飼い主に甘えたりすることも大好きです。
一方で、飼い主に対する愛情が深いあまり嫉妬心が強く、飼い主以外の人に吠え続けたり他の犬に嫉妬したりします。
また、遊びも大好きで陽気で活発な一面もあります。大きな犬に対しても果敢に向かっていくような強い一面も持っており、そんな一面もマルチーズの魅力なのではないでしょうか。
マルチーズを飼育する上で気をつけるべきことは、肥満に注意することです。理想体重を15%以上超えないように、適切な食事バランスと適度な運動を心がけるようにしましょう。
また、生後8ヶ月前後には換毛期と呼ばれる時期があります。この時期は毛が生え変わる時期であり被毛がもつれて毛玉ができやすく、毎日ブラッシングをする必要があるため注意が必要です。