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子犬を引き取ってから、まずしつけとして教えるのは、トイレトレーニング。
「この子外でしかしないんですよぉ」とおっしゃる飼い主さんもいますが、基本は家の中のトイレで排泄をさせるのが、ベストです。
ただ、子犬は排泄の回数が多いということは、引き取られた時は赤ちゃんです
から、覚えてくれるには時間は必要です。
さて、子犬ちゃんのトイレトレーニングってどのぐらいの時間がいるのでしょうか?注意点も含めて紹介します。
目次
子犬ちゃんを手にいれるルートとしては、ペットショップもしくはブリーダーさんか日頃からおつきあいのある犬好きの方からの大きく2つのルートに分かれます。
あくまでも傾向があるという事です。
1,ペットショップから引き取った子の場合ペットショップの大きさによりますが、天井のない大きめな遊び場に2〜3
匹ほど子犬が自由に解放されているところだと、トイレトレーがひとつしか
なくて、店員さんがすぐに排泄物やトイレシートの交換を行わないところが
多いです。
小さめのケージに子犬を入れて売っているお店もあって、トイレトレーが
置かれていないところもたまにあります。
そのためか、トイレトレーニングに困る傾向があります。
2,ブリーダーさんもしくは一般家庭から引き取った子の場合犬のことに精通しているブリーダーさんや、犬好きでたまたま生まれた子犬
を譲ってくださる方から譲られる子犬は、引き取る時期にもよりますが、
狭いところに入れられているということもなく、粗相をしてもしつけに
なれているので、引き取ってから早めにトイレトレーニングが完了する
傾向があります。
ペットショップから来た子でも、ブリーダーさんなどから引き取った子でも
飼い主さんが、犬の習性やその子の癖を把握して、上手にトイレトレーニングを
してあげれば、1ヶ月でトイレトレーニングが完了してしまう事が
あります。
ひどい子だと半年経っても覚えてくれないケースもあります。
どうしてこう差が出てしまうのでしょう?
それは、トイレトレーニングのやり方を間違えていたり、その子のトイレ時間などを把握していないと、いつまでも覚えてくれません。
長引く場合は、病気が隠れているケースもあります。
1,トイレをする場所と寝る場所はしっかり分けておくトイレとベッドが広いスペースでケージの中でしっかり分けられて入れば、
いいのですが、ベッドにも粗相をしてしまうのであれば、トイレだけの場所
を作ってあげて、サークルやケージをトイレとして認識させて、
人間のお子さんにもトイレトレーニングをするときに使う「しーしー」と
いうサイン(声かけ)をして、「ここはトイレ」と教えてあげましょう。
2,違うところで粗相をしても黙って叱らずにハウスをさせて掃除トイレ以外のところで粗相をしても、絶対しからないでください。
昔の犬のしつけ本では、「叱ることが大切」と紹介されていますが、
今のトイレトレーニングに関する情報は逆で、「叱りつけては覚えて
くれない。逆にひどくなる」と言われています。
実際に、厳しくトイレトレーニングをした為に、いろんなところに
おしっこなどをするようになって、最後には動物病院のお世話になった
子がいます。精神的に相当つらかったようで、正しいトレーニングで
きちんとできるようになっています。
3,用意したトイレできちんとしたら、ご褒美を!用意したトイレできちんと子犬がおしっこなどをした時は、おもいっきり
褒めてあげて、できた時にすぐに犬用のボーロなどのご褒美をあげましょう。
「トイレでちゃんとおしっこなどした→ほめてもらえる→おやつ→うれしい」
ということで、トイレでおしっこなどをきちんとすればいいことがあると
覚えていき、最終的にはおやつをやめるという方法が最近のトイレ
トレーニングの方法です。
トイレトレーニングの為のスプレーや、「ここで粗相をしちゃだめ」という
匂いがするグッズが販売されています。
実際、このグッズを使って成功した飼い主さんはごくごくわずかです。
グッズより、子犬ちゃんが何時ぐらいに粗相をしてしまうのか、どういう状況の時にしくじるのかをノートにつけておくと、原因と解決方法が見えて来ます。
筆者が現在飼っている子は、なかなか覚えてくれず半年かかりました。
原因としては、「厳しく叱りつけたこと」「トイレスペース」が狭かったと
いうことで大改造をして、ようやく覚えてくれました。
すぐに覚えてくれる子もいますが、何らかの原因でなかなか覚えてくれない子もいます。覚えてくれないという理由には、何らかの原因があるので、
時間がかかりすぎる時は、動物病院で相談をお勧めします。