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JFC(ジャパンケンネルクラブ)によると、プードルのサイズは体高により次の4つに分けられています。
スタンダード | 45~60cm(上下2cmまでは許容される) |
ミディアム | 35~45cm |
ミニチュア | 28~35cm |
トイ | 24cm~28cm以下(25cm以下が望ましい) |
トイプードルはプードルの中でも最も小さいサイズになり、適正体重は3~4kgとなります。
スタンダードプードルと呼ばれる、歴史の古い最も大型のプードルの適正体重が20kg~29kgであることを考えると、トイプードルの小ささがよく分かりますよね。
同じサイズの犬種はポメラニアンやシーズーなどの小型犬で、その中でもトイプードルは利発で知能の高い犬種となります。
トイプードルの食事量はその成長によって次のように変化していきます。
一般的に、トイプードルの離乳期は生後2か月ほどで終了します。
この頃から、栄養価の高い子犬用のドッグフードを、あたたかい犬用ミルクかぬるま湯でふやかして1日4回に分けて与えるようにしましょう。
消化器官の発達はまだじゅうぶんでないため、食べ残しがないか、下痢や嘔吐がないかなど体調に配慮して食事量は調整していきましょう。
この頃から徐々に乳歯が永久歯に生え変わり始めます。
固いドッグフードを与える事で、歯の生え変わりを促す効果もあるため、1日に1回成犬用の固いドッグフードを与え始めると良いでしょう。
生後6か月を過ぎると、乳歯が永久歯に生え変わります。
この頃から、1回の食事量を徐々に増やし、回数を1日2回に切り替えていきましょう。
この頃は成長期にあたるため、食事量がやや増加することになります。
生後8か月を過ぎたあたりから徐々に食事の量を減らし、生後10ヶ月になる頃には成犬フードに切り替え1日に80g前後の食事を与えるようにしましょう。
12ヶ月を越える成犬になる頃には、70g~100gを目安に1日2回の食事のリズムを作るようにします。
トイプードルの食事量は、体重や体形、1日の運動量によって変わってきます。
ペットフードに記載されている分量を目安に、愛犬の体形や体調を日々チェックし適正量を見極めるようにしましょう。
食事を与える時間は、毎回同じ時間に固定しましょう。
いつでも好きな時間に食べられるようにフードを置いておくと、遊びながら食べてしまいフードに飽きる原因にもなります。そのため、食事はいつまでも置いたままにせず、食べ残しがあっても決められた時間内で片付けるようにしましょう。
トイプードルは太りやすい犬種というわけではありませんが、健康のためにはもちろん肥満に気を付ける必要があります。
犬用のおやつはカロリーが高いものが多く、与えすぎは肥満の原因となります。
おやつを与える時には、指定された一日の摂取量を超えないようにしましょう。
トイプードルの肥満度や、やせの度合いを知るためには、ボディコンディションスコアが役立ちます。
引用元:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン直接トイプードルの体に触れ、腰のくびれや肋骨に触れられるかなどチェックすることで、肥満度を確認することができます。
肥満度だけでなく、目や耳、口や足腰のボディチェックをすることはスキンシップにもつながります。
普段からトイプードルの身体によく触れ、体系の変化に気を配りましょう。
トイプードルの肥満を防ぐには、その個体に合わせたドッグフードの適正量を知り、決まった時間に与える習慣をつけることが必要です。
1日の運動量を確保しつつ、おやつは与えすぎないように気を付けましょう。
逆に痩せすぎている場合には、何か疾患を抱えている可能性もあります。
痩せている以外に、元気がない、下痢や嘔吐などの症状が見られる場合には、速やかに動物病院を受診するようにしましょう。
適正体重を保つことは、トイプードルの寿命を延ばすことにもつながります。
普段から食事や運動に気を配り、トイプードルと健康で楽しい日々を送ってくださいね。