トイプードル がかかりやすい病気とは?その症状や対処法を解説!

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トイプードルについて

トイプードルはフランス原産の小型犬で、4つのサイズを持つプードルの中で最小の犬種です。

クルクルと巻いた被毛に覆われた体とつぶらな瞳が愛くるしいだけでなく、賢く、子供や他の動物に対しても寛容な愛情深い性格が人気を博しています。

好奇心旺盛で運動神経も発達しているため、アジリティ等のドッグスポーツを共に楽しみたい方にもオススメの犬種です。

トイプードルがかかりやすい病気は?その症状と対処法

体の病気

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

クッシング症候群は副腎皮質ホルモンと呼ばれるホルモンが異常に分泌されることによって引き起こされます。

たくさん水を飲み、おしっこを大量にするようになったら要注意です。特記すべき他の症状としては、背中に左右対称の脱毛が起こる、お腹が膨れる等があります。

原因はステロイド剤の投与や、脳下垂体の前葉や中葉に腫瘍ができることにより、副腎皮質ホルモンが異常に分泌されてしまうことにあるとされています。

治療法にはお薬による副腎皮質ホルモンの制御や、ステロイド剤を別の病気の治療のために服用しているのであれば、お医者様との相談の上、徐々に量を減らしていく等があげられます。

老犬に多く見られる病気ですので、老犬と暮らしている方は、ワンちゃんに多飲多尿の症状がないかを、注意深く見守ってあげることで見つけてあげやすくなります。

気管虚脱

気管虚脱は気管を覆っている軟骨が、健全な状態を保てなかったり、筋力が衰えたりすることにより、気管の確保できなくなることにより、気管が潰れてしまう病気です。

空気を取り入れづらいため、呼吸が困難になり、呼吸が荒くなるという症状を見せます。小型犬に多く見られる病気で、夏場に発症しやすいとされています。

ゼエゼエと荒い呼吸をし出したら、口を開けさせて口内の様子を確認してください。舌や歯茎が紫色に変色しているようなことがあれば、チアノーゼを起こしている証拠です。倒れる前に病院に連れて行ってあげてください。

治療法には手術がありますが、現実には手術は難しいことが多いため、予防として夏場風通しのよい涼しい場所で過ごせるように生活環境を整えてあげることが大切です。

僧帽弁閉鎖不全症

僧房弁閉鎖不全症は老化等の原因で、心臓の弁がうまく機能しなくなり、心臓に流れる血液の一部が逆流してしまう心臓の病気です。症状としては、息切れ、発作等があり、悪化すると心不全や肺水腫を引き起こします。

治療法には手術もありますが、小型犬の心臓の手術はリスクが高く、お薬による症状の緩和、遅延が主となります。太っていると心臓を圧迫しますので、日ごろから肥満にならない様な生活を心がけることが大切です。

骨の病気

膝蓋骨脱臼

小型犬に多く見られる病気で、後ろ足の膝のお皿の骨が脱臼してしまう病気です。お散歩を嫌がったり、後ろ足を引きずって歩いたりする等の症状がみられる場合は要注意です。

治療法には、サプリメントやお薬で症状を緩和する方法と、手術を行う方法があります。高いところからジャンプしたり、フローリングのような滑りやすい環境で飼育したりすると発症しやすくなるので、気をつけましょう。

レッグペルテス

こちらも小型犬によく見られる症状で、膝蓋骨脱臼と同等の症状を示します。この病気は、股関節の骨が変形してしまうというもので、子犬の時によく発症します。

治療法は、主に手術により、変形してしまった骨を切除することで治療します。早期発見、手術をすれば、リハビリによって歩くことができるようになる場合が多いです。

遺伝的な要因により発症することが多いと考えられており、残念ながら予防する方法はありません。

目や耳の病気

進行性網膜萎縮症

目の網膜内、光を受容する部分に異常が生じ、徐々に網膜の委縮が進行することにより視力が低下をおこし、最終的には失明してしまう遺伝性の病気です。

症状としては、暗がりで物が見えづらくなる夜盲症が見られます。遺伝性の疾患のため、治療法がないのが現状です。

もしこの病気にかかってしまったら、家具の場所をなるべく変えず、エサ、水鉢の場所を固定することで、ワンちゃんの生活を楽にしてあげることができます。

外耳炎

垂耳の犬種に多く見られる、細菌が耳の中で繁殖し、炎症を起こしてしまう病気です。耳をかゆがったり、耳の臭いがくさかったりしたら要注意です。

蒸れによって引き起こされやすいので、特に夏場は気を付けてあげましょう。

耳の内部の毛が多いと蒸れやすいので、トリミングの際に、カットしてもらったり、寝ている時に通気のために耳の穴が露出するようにしたりすると予防になります。

トイプードル と健康でくらすために

トイプードルは好奇心旺盛で運動が大好きな犬種ですが、脱臼、骨、関節の病気にもかかりやすい犬種です。適度な運動は大切ですが、高いところから飛び降りたり、滑りやすい場所で遊ばせたりする際には注意しましょう。

肥満も骨関節、心臓への大きな負担となります。日ごろから食生活や適度な運動を心がけてあげてください。

また、垂耳であることと、定期的なカットが必要な被毛の性質から、外耳炎や皮膚病にかかりやすい傾向にあります。耳の中や被毛を清潔に保つことも大切です。

かかりやすい病気を知り、日ごろから気を付けてあげることで、病気を未然に防ぐことができる可能性があります。愛らしいトイプードルとの生活を、出来るだけ長く楽しんでください。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演