犬のブルセラ症の症状
犬のブルセラ症(ぶるせらしょう)とは、ブルセラ・カニスという小さな細菌が犬の細胞の中に感染することによって引き起こされる感染症です。
雌には、出産予定日の1~2週間前に流産するという症状が見られます。
雄には、精巣や前立腺の炎症、精子の劣化による不妊が見られることがあります。
外から見てわかる症状はほとんどありません。
犬のブルセラ症の原因
ブルセラ・カニスが口や粘膜から体内に侵入することで感染します。
犬同士の感染では、交尾によるものが主となっています。
犬から人へ感染することもあります。
犬のブルセラ症の治療・予防
抗生物質の長期的投与を行います。
しかし、体内から完全に菌を追い出すのは難しく、また、人に感染することがあるため安楽死させることもあります。
有効なワクチンはないため、予防としては感染した犬を隔離するという方法しかありません。