人が犬にかまれたときは、人が狂犬病に感染しない対応などを行う必要があります。 かまれた人の手当てを最優先とするとともに直ちに保健所に通報する必要があります。
犬にかまれた時は
- 医療機関を受診するなど、傷の手当てを最優先に行う。
- 犬の所有者が分かっている場合は、その所有者へ保健所へ連絡するよう伝える。
飼い犬が人をかんだ場合は
飼い犬が人をかんだ時は、以下の措置をとることが義務づけられています。
- かまれた人に対する適切な応急処置を行う。
- 保健所に連絡し、保健所の指示に従う。
犬にかまれた時に、飼い主がいたら
まずは、飼い主との話し合いが重要です。その場で連絡先を交換し、保健所へ連絡を入れましょう。 飼い犬が人を噛んだ場合は、怪我をさせた犬の飼い主が、怪我の治療にかかった費用を負担する義務が課せられます。
もし自分が噛まれた場合、また、自分の飼い犬が人を噛んでしまった場合は、名前、電話番号、住所などを必ず交換する必要があります。
その後の話し合いでは、犬の飼い主側が、狂犬病予防証明書、ワクチン接種証明書、犬の検診証明書などを用意し、噛まれた側は、病院治療の領収書、診断書をとっておく必要があります。
治療費の請求
治療を受けたら、忘れてはいけないのが治療費の請求です。
万が一、破傷風菌や狂犬病ウイルスに感染してしまうと、命にかかわる症状を引き起こす危険性だけでなく、大きな治療費がかかります。噛まれてすぐには分からなくても徐々に症状が悪化することもあるので、しっかりと飼い主と話し合った上で、治療費の請求についても忘れずに相談しましょう。