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あなたが猫を飼う理由はなんですか?
可愛いから、癒されたいから、、、きっかけはそんな理由でも問題ないかも知れませんが、生き物を飼うという事は命にまつわるあれこれをお世話しないといけません。
食事の事や、糞尿の後始末、病気にならないようにケアしたりと可愛いから、癒されるからといった側面だけではありません。
また、人間と違って言葉が通じませんので場合によっては人間のお世話よりも手がかかる場合もあります。可愛い、癒されたい、だけで家族に迎えると、こんなはずではなかった、と後悔する事があるかも知れません。特に、一度噛み癖や引っかき癖などがついてしまうと、可愛さより憎しみが生まれてしまう場合もあります。
そうならない為にも飼う前にしっかりシミュレーションしてみてもらいたいです。
では、一度ついてしまった噛み癖や引っかき癖は治らないのか?
猫の習性を利用したしつけ次第ではうまく行く場合もあります。ここではその方法をご紹介してみたいと思います。
ひっかき方にもいくつかパターンがあります。
寝起きにゆっくり近寄って来て、太もも辺りに伸びをしながら爪を立てて来るパターンです。
飼い主であるあなたの事を、「私のモノ!」と主張して甘えているのです。
これは爪切りさえしっかりしていればさほど痛くはありませんし、どちらかというと猫の可愛いしぐさのひとつです。
人間が迷惑に感じるのは、部屋の中を歩いている時に突然物陰からとびかかって足にとびかかって引っかいてきたり、
テレビを見ている時などにふいに手を引っかいて来るような場合です。
これはストレスが溜まっている場合が多いです。
遊びが足りない、発情期に入っていてイライラしている、などの原因が考えられます。
猫を飼う際に気をつけたいのは、メスであれば避妊、オスであれば去勢手術をどうするか、という事です。
猫の健康を考える意味でも、周囲への迷惑を考える意味でも、飼い主としての責任を全うするという意味でも手術は必要と言えるのではないでしょうか。
猫は発情期になると外に出たがったり、異性を求めて昼となく夜となく泣き続けます。
それは猫にとっても、一緒に暮らす人間にとっても非常にストレスになります。
また、かといって外に放てば周辺の野良猫と繁殖し、野良猫が増える事にもなります。
猫は早ければ生後3か月ほどで発情期を迎える事もあります。
本能が満たせない猫はストレスが溜まり、周囲に対して攻撃的になります。
もし猫がひっかいて来てやめない場合は発情していないかどうかをかかりつけの獣医師に相談し、手術を検討して下さい。
猫は本当に遊ぶのが大好きです。
遊ぶためなら手段を択ばないような事もあります。
毎日同じ時間に遊んであげるようにしてあげているのに、その時間になっても遊んであげない場合などは、
必死になってどうにかして遊んでもらおうと、鳴いたり、走り回ったり、視界に入ってきたりと、
あの手この手で遊んでもらおうとします。
あまりのひつこさに根負けするほどです。
猫がひっかいてきてやめない理由は、遊んでほしい、構って欲しいという欲求の現れである場合が多いです。
あなたが痛がって声を上げたり、リアクションしたりする事で、反応があったと認識しますので、
構ってもらっていると誤解するのです。
猫にはするどい爪がありますので、気持ちの上では甘えて、「遊んでよー、可愛がってよー」と言っていても、
ついついひっかいてしまうのです。
ひっかかれたくないのなら、遊び用の猫じゃらしを用意して、
毎日それで遊んであげれば手よりも猫じゃらしの方へ注意が行きますので、意外に簡単にやめてくれます。
猫の習性を利用してお互いがハッピーになれるしつけ方法の一つです。
可愛い猫に対してだったら一日10分くらい、ちょっと遊んであげるくらいなんでもない事ですよね。