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ふわふわの毛にぴんと立った耳。くるくる変わる愛らしい表情や、無邪気にじゃれる姿がとっても可愛い子猫たち。ペットに迎えたいと思う方も多いのではないでしょうか。猫を含み、やはり動物は赤ちゃん時代が可愛いもの。生後まもない子猫のうちからペットとして飼いたいと思う人も多いようですが、猫のしつけは初めが肝心とも言われます。でも、自由で気ままな子猫をしつけるにはいったいどうしたらいいの?と思う方に、生後3か月ごろからの子猫のしつけの3つのポイントを伝授します。
子猫を飼うと困ることが、ところ構わず爪を研ぎ、ひっかいてしまう事ですね。お気に入りの家具はぼろぼろ、家具だけならいいけれど、家の壁やカーペットまでもひっかくようでは飼い主さんは非常に参ってしまいますね。生後3か月の子猫もしかり。しかし、ひっかき癖は猫の習性の一つして行われている行為(マーキングや縄張りづくり)なので、完全にやめさせることは難しいでしょう。そんな時は、部屋の隅など支障のないところの壁に猫専用の爪とぎを設置するといいでしょう。猫用の爪とぎは段ボール製や布でできたものなど様々なタイプがあります。ポイントとしては、できるだけ家の中にあるものににた材質のものは選ばない事です。また、子猫の爪はまだとがっていて細いので、爪が引っかかってしまうようなものはNGです。また、長い爪でけがをしないように、子猫の爪はこまめに切ってあげましょう。
もう一つ、飼い主さんを悩ませる猫の行動の一つが噛み癖です。生後3か月ぐらいの子猫はとっても好奇心旺盛で、手加減というものを知りません。時に遊びのついでに、とがった歯で飼い主さんに噛みついてしまうことも。しかしながら子猫には、まだどういった行為がいけないなのかは理解できていないのです。もし子猫がじゃれて噛みついてた時は、一度遊ぶのをやめます。そして、噛まれた時はダメ、と一言しっかり強い口調で伝えます。この時に大切なのは、噛まれた時にキャーなどと大きな声をあげたりして過剰反応しないことです。また、遊びはしばらくの間中断して、じゃれてきてもしばらくは無視をするようにしましょう。こうすることで、子猫は噛みつくと飼い主に遊んでもらえないんだと言う事を理解するようになります。生えたての歯がかゆくてつい噛んでしまう時は、噛みついても良い専用のおもちゃを与えるといいでしょう。生後3か月~6か月ぐらいは、生え変わりの関係で歯がむずむずする子猫が多くなります。歯を傷つけないやわらかい素材のもので、噛みごたえのある猫用のものがおすすめです。
生後3か月ごろからの子猫の健康管理は、飼い主さんがしっかり行っていきましょう。人間と同じで子猫もお腹がすいたら食べ物をあげるようにし、ある程度決まった量を決まった時間に与えることが大切です。生後3ヶ月くらいまでは、急激な成長期でもあるため、栄養不足にならないようこの時期はしっかりとエネルギーを確保できる子猫用フードが必要となります。目安としては1日に3回から5回、食べられるだけの量を与えます。子猫はまだ胃腸が未熟でなかなかまとまった量を食べられないことが多いので、栄養価の高い総合栄養食のキャットフードを数回に分けて与えます。また、えさは決まったキャットフードのみ与えるようにし、人間の味の濃い物は与えないようにしましょう。未熟な子猫の内臓を不健康にしダメージを与えない為にも、飼い主さんの管理が必要です。また、盗み食いなどを防ぐために、人間が食事を終えた後はすみやかにテーブルやキッチンを片づけるようにしましょう。