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子犬を飼うことになったら、接し方や環境を気をつけなければいけません。
小さい頃からの対応で、性格も変わっていきます。こちらでは、子犬のころからのしつけに大切なことを紹介します。
目次
しつけは、おうちに来たその日から始めます。
夜中にケージで鳴き続けるからと言って、構ってしまうと、夜に吠えれば構ってもらえると学習します。そして次の日も、また次の日も泣き続けるようになってしまいます。
子犬の頃から、夜鳴きのくせがついてしまい、成犬になってからの無駄吠えの心配もあります。
夜鳴きをしても、構わず無視し続けて、鳴いても無駄だということを教えます。
かわいそうだからと、途中で構ってしまってはいけません。家族全員で徹底して、完全に無視しましょう。
トイレもその日からしつけます。
サークルの中に、新聞紙やペットシーツを入れ、その中でおしっこやうんちをした後にサークルの外に出して遊ばせるようにします。外での失敗をさせないためです。おしっこやうんちをここですれば、良いことがあると学習します。子犬の頃からしつけてあげることで、トイレトレーニングがスムーズに出来るようになります。
犬とたくさんスキンシップをとり、撫でながらおやつをあげたり、大人しく触らせてくれたら沢山褒めてあげます。
触られることが嫌いな犬になってしまうと、大きくなって病気になった時、動物病院での診察が十分に行えないと困ります。
トリミングも、体を触らせてくれる犬ではないと、怒って咬んでトリマーさんを怪我させてしまったりすることもあります。
触らせるトレーニングは、犬の頭や背中だけでなく、足先や指先、尻尾なども、全身触れるようにしつけてあげます。
そうすることで、診察や爪切り、足裏のクリッパーをかける時も、暴れたり嫌がったりしなくなります。
誰か1人ではなく、家族全員に触ってもらい、いろいろな人に体を触られるのが大好きな犬に育ててあげましょう。人間のことが大好きになると、落ち着いた性格の犬になります。
生後1ヶ月~3ヶ月というのは大事な時期です。この頃に色々なものに慣らしておく必要があります。
犬は混合ワクチンが完了しないと、外を歩かせる散歩はできませんが、抱っこして外へ連れ出してあげることは出来ます。
混合ワクチンが完了するまで、家の中でのみ生活していると、いざ外で散歩に連れ出すと、外を怖がって歩けなくなってしまう子も、少なくありません。
小さな頃から車の騒音、救急車の音などを聞かせたり、他の犬、自転車など色々な景色も見せてあげます。
もし外へ出て震えたりするようなら、おやつをあげながら、抱っこで散歩をしてあげます。
「外は怖いところではないよ」「外は楽しいところだよ」と教えてあげます。
犬の行動範囲は、いたずらの出来ない環境を作ってあげることが大切です。
子犬の頃は好奇心旺盛で、なんでも口にしてしまいますし、盗み食いのくせがついてしまっても大変です。
食べられたり齧られたりして困るものは、犬の行けない部屋に片付けます。
フードやペットシーツも、いたずらされてはいけないので、届かない場所へしまいましょう。
犬がうんちを食べてしまう食糞も、子犬の頃からのくせになってしまい、やめられない子もいます。おうちに来た日から、うんちをしたら必ずすぐに処理し、うんちを食べるという経験をさせないことが大切です。
生後3ヶ月ころの子犬は、犬のこれからの成長にとっても大切な時期になります。 この時期からトイレやハウス、マテやオイデなどをしっかりしつけ、いろいろな所へ連れて行ってあげて、いろいろな経験をさせてあげましょう。