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猫は子猫のうちにしつける事によって成長してからの問題行動を回避することが出来ます。
子猫のうちから飼い始めるのであれば子猫のうちがチャンスです。
猫が完全に成長してからしつけを始めても猫にとっては「イヤイヤ~今更あれこれ言われてもね…」って事で飼い主のいう事なんて聞いてもらえません。
そうなって来ると飼い主も感情的なってただ怒鳴ってみたりつい手が出てしまったりと猫との関係性は悪化の一途です。
だからこそ、そうなる前に成長したのち飼い主を困らせる事のない猫に育てる事を目的としたしつけをしましょう。
そこで今回は最初にやるべき3つのしつけについてお話します。
まずトイレの置き場所ですが、ケージの中でも問題ないのですが、ケージなしで飼う場合は最初のうちは飼い主の見える範囲で構いませんが徐々に静かな人には見えにくい場所に移動してください。
なぜ静かな場所か…人間と同じで猫も人には見えない環境で用を足したいからです。
猫的に恥ずかしいとかではなく、排出をしている間は無防備になるので成長した猫は天敵に見えづらい位置でないと落ち着いて排出を出来ないからです。
これは生まれ持っての本能からくるものなので尊重してあげてください。
ではトイレの場所を教える方法です。
子猫がやたら床の臭いをかいでウロウロしだしたらトイレに連れて行って下さい。
最初はトイレに自分の匂いが付いていないので出てきてしまいますが何度も入れてください。
どうしてもトイレ以外の場所に粗相をしてしまいますが、怒鳴ったり叩いたりすると、ただ怖がられて嫌われてしまうだけです。
粗相をした場合は、ティッシュでふき取りふき取ったティシュをトイレに置いて子猫をトイレの中に入れてください。子猫自身の匂いが砂について子猫もここがトイレだと認識します。
後は子猫の物覚えが良いかどうかなので覚えるまで繰り返し頑張ってください。
爪とぎも本能なので仕方がないですが、ソファーや家具なら仕方なく諦めようもあっても壁や柱で爪とぎされてはもう最悪です。
そこで子猫のうちに爪とぎだけで爪をとぐようにしつける必要があります。
では爪とぎ場所を教える方法です。
子猫を爪とぎに乗せて子猫の両手を軽く持って爪をとぐマネをさせてください。
子猫が爪とぎに全く興味を示さない場合は爪とぎに少量のまたたびを掛けて興味を引くなどしてください。
猫にとってまたたびは人間でいう麻薬に近い症状が出るので、子猫に使う時には興奮しすぎないよう、またたびを使う時はごく少量にするように注意してください。
爪とぎ以外の場所で爪をといでいるのを見つけた場合はダメ!っと声をかけて、爪とぎに連れて行ってまた爪をとぐマネをさせてください。
爪をといだ跡を見つけて怒っても子猫には通じないのであくまでも現行犯でのみダメ!と強く言ってください。
この時、子猫の余りの可愛さに笑わないように注意して怒っているんですよというのが伝わるようにダメ!と言ってください。
そして爪とぎで上手に爪をとぐことが出来たら大げさな位かわいがってあげてください。
本来、猫には人間の食べ物の様に味付したものは与えてはいけません。
いくら欲しがったとしても可愛くても、わざわざ猫の身体によくない物を与えて猫の寿命を短くすることになります。
猫に与えてはいけない食品には、長ネギや玉ネギなどのネギ類・にら・にんにくなど他にも沢山あって、食べる事で猫にとっては毒になり命の危険がある食品も沢山あります。
どうしても人間と同じものを与えたい場合は猫に与えてはいけない食材でははないかを確認した後で味をつけないものを与えてください。
与えるタイミングも飼い主が食べていない時間に猫専用の器で与えて、飼い主と猫の食べ物は別物だと思わせるようにしてください。
飼い主の器から食べ物をもらうといつでも同じものを食べられると思ってしまうので絶対にやめましょう。
テーブルに乗ってまで欲しがる猫の場合は、飼い主が食べる時に他の部屋やケージに入れるなどして近寄れない状態にするなどしてください。
可愛い子猫のうちからきちんとしつけて出来るだけ健康な状態で長生きしてもらいましょう。