水遊び癖ありませんか?止めさせたい猫の水遊び癖への3つのしつけ対策

猫の水遊び癖

好奇心が旺盛でとってもいたずら好きな猫ちゃん達。でも、器用な猫ちゃんが時に飼い主さんが困るいたずらをしてしまう時があり、頭を抱えてしまいますよね。

猫はかしこいので実にいろいろないたずらをして飼い主さんの気を引こうとしますが、その中でも特に水遊びは家の中でやられてしまうと大変ですよね!

わざと飼い主さんにかけてたり、手をつっこんだり、手足やしっぽをビショビショにしたまま家中を駆け回ったり…では、猫ちゃんの水でのいたずらをやめさせるにはいったいどうしたらいいのでしょうか?

猫のいたずらにはとにかく反応しないのが一番!

猫ちゃんが水をこぼした時、飼い主さんはついつい「ダメよ!」とか「こら!」など、声を出して注意しようとしてはいませんか?実は、こういった行動が猫ちゃんのいたずらを悪化させている場合があるのです。なぜかというと、猫ちゃんは飼い主さんが大好きで仕方なく、ついつい飼い主さんの気を引こうといたずらをしてしまう時があるからです。何か行動をとった時に飼い主さんが声をあげて反応すると、自分を見てくれている!とわかり、また何度でもそれを繰り返して気を引こうとしたりするのです。なんだか、小さな子供とよく似ていますよね?いたずらをして水をこぼした時は、怒りたい気持ちをぐっと我慢して、無反応でクールに見過ごしましょう。同じことを繰り返しても飼い主さんが何も反応しなければ、そのうち猫ちゃんも面白くなくなって、こぼすのをやめるようになるかもしれませんよ。また、テーブルにコップなどで飲み物が出ている時はテーブルに上がらないよう気を付けて、人がいない時はコップは片づけてしまいましょう。

水を入れる容器を変えて、周りは濡れていいものに変える

猫ちゃんが主に水遊びをする場所は、だいたい自分の水飲み場ではないでしょうか?飲んでいるついでにうつわをひっくり返したり、手を突っ込んでバシャバシャとやったり…うつわは空になってしまうし、何より周辺が濡れて気になりますよね。そんな時は、思い切って水飲み場の下に濡れても良いように、あらかじめ防水シート等をひいておくと気にならなくなりますよ。また、こぼされた後片づけがしやすいように、ペット用のおしっこシートなどを引いておいてもよいかもしれません。また、水をいれる器はなるべく陶器などの重たいもの、ひっくり返しにくい形状のものを選びましょう。ふちが高くて深く、重たいものはひっくり返しにくいです。また、お金に余裕のある方は、少しお値段は張りますが噴水型の自動給水装置などを使うのも手です。これなら普段空でも、必要な時だけお水が出てくるのでお掃除せずに済みますよ!

猫が思いっきり水遊びできる場所を作ってしまう!

水遊びを度々されて毎日困っているのであれば、発想の転換をして…猫ちゃん達が思いっきり水遊びをできる場所を提供してあげるというのはどうでしょうか?

濡れても構わない場所、例えばお風呂場のゆかなんかに、あらかじめ洗面器に溜めたお水を置いておいて、そこへ連れて行って遊んでもらう。出たところには必ずタオルをたくさん敷いておいて、走り抜ける時に濡れないようにしておきます。残念ながら、水遊びは猫ちゃんにとっては楽しい遊びなので、叱ったりやめさせたりするよりも好き勝手にさせてあげた方が被害が少なくすむ場合もあるかもしれません。外での水遊びは、足が泥だらけになってしまうのでご遠慮いただきたいところですが、お風呂場だったらそういった心配もないので安心です。ぜひ思い切り遊んてもらいましょう!逆に、いたずらしてほしくないキッチンのシンクなどには、なるべく食事が終わった後の食器を置きっぱなしにしたり、水をためておかないように気を付けましょう。

記事監修
動物病院病院 総長 藤野 洋

アニホック往診専門動物病院獣医師 藤野 洋

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)獣医学科卒業。
卒業後、約20年にわたり動物病院でペットの治療に従事。
2007年(株)フジフィールド創業。動物病院とトリミングサロンのドミナント多店舗展開を行い、複数店舗の開業/運営を果たす。

【エデュワードプレス(旧インターズー)】・トリミングサービス成功事例セミナー講師・トリミングサービス成功ガイド監修・Live trim2018 マネージメントセミナー講師 【メディア】・ラジオ調布FM ペットオーナー向け番組MC・多摩テレビ 「わんにゃんMAP」番組パーソナリティ・j:comジモトピ「世田谷・調布・狛江」出演